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2014/04/23

RFID Journal 抄訳 2014/04/18号

今年のRFID Journal LIVE!も終わり、会期中は手が廻らなかっただろう深い内容の記事が増えてきました。

Zebra社がMotorola Solutions社の企業向けソリューション部門を買収する件は驚きました。海外の業界再編の動きはダイナミックですね。

RFMicron社のUHF RFIDチップを使ったパッシブセンサータグも興味深かったです。アンテナの読み取り状況を元にインピーダンスを調整する機能はImpinj社のMonza R6でも搭載が発表されていましたが、それをセンサーとして使えるというのは目から鱗でした。アンテナに加工することで様々なセンサーに対応できるとのこと。今後が楽しみです。

Checkpoint社とMojix社が小売店舗向けにパッシブUHFでのRTLSソリューションを共同で提供する件、もっと早く動きがあってもおかしくなかったように思いますが、実際にマーケットが成熟するまでには時間が必要だったのでしょう。こちらも今後がとても楽しみです。

Zebra Buys Motorola Solutions' Enterprise Business

Zebra社がMotorola Solutions社の企業向けソリューション部門を買収します。この買収はRFIDハードウェアの他にモバイルコンピューティング、印刷サービス、クラウドによる器材管理などを対象としています。買収額は34.5億ドルで、買収は2014年の年末までに実施されます。Zebra社の2013年の売上げは約10億ドル、Motorola Solutions社の企業向けソリューション部門の売上げは約25億ドルで、小が大を呑む形での買収となります。

Smartrac Group and RFMicron to Develop Passive Sensor Tags

Smartrac社とRFMicron社は共同でセンサー機能付きの安価なUHFパッシブタグを開発中です。RFMicron社が開発したUHF RFIDチップMagnus Sはアンテナの読み取り状況を元にインピーダンスの修正を行う自動チューニングを行いますが、アンテナから読み取ったデータから湿度や気圧を計算することもできるのです。同社は環境変化をアンテナの読み取り率に反映させる手法を用いてさまざまなセンサー機能を搭載することができるとしています。最初の製品は今年の後半にリリースされる予定です。

Checkpoint Partners With Mojix to Offer Passive RTLS in Stores

Checkpoint社とMojix社は共同で小売店向けのパッシブRFID RTLSソリューションを提供します。アパレル分野でのRFIDの普及に伴い、店頭棚卸のほかにもRFIDを利用したい、という顧客のニーズが出てきたことがその背景にあります。Mojix社は自社のUHFパッシブRTLSシステムSTAR 3000を小売店向けにチューニングしたソリューションOmniSenseを開発し、Checkpoint社がSIerとしてそれを提供します。

Jamison's Miniature Reader Portal Being Trialed by Hospital, University

Jamison RFID社はゲート型リーダーの新製品Mini-Hawkの販売を開始しました。この製品は同社の従来製品よりコストが低く省スペースです。

M2M Spectrum Launches Nationwide Wireless Machine-to-Machine Network

M2M Spectrum Networks社はM2M通信を行う全米規模のネットワークを設立する計画を立ち上げました。同社は2014年の末までに全米194都市にM2Mネットワークを導入します。同社はRaveon社のコグニティブ無線技術を採用し、周波数帯としては800MHz、900MHz、200MHzを利用します。このM2MネットワークはRFIDだけを対象としたものでは無く、現在サービスが終了しつつある2G携帯を用いたセンサーネットワークの受け皿としても需要も狙っています。

RFID News Roundup

  • Jamison RFID社がNeWave社のアンテナを使ったゲート式リーダーを発表
  • Smartrac社がImpinj Monza R6チップを使ったタグの開発を発表。Hanmi IT社との協業も
  • Zebra社が開催したソーシャルメディアのコンテストでWorking Bikesが優勝
  • Xtreme RFID社がカスタムRFIDタグ開発サービスIdeate Serviceを発表
  • Infinx Services社がRFID・NFCを用いた偽造防止・製品認証サービスを提供

World Wildlife Fund Uses RFID to Foil Poachers(有償記事)

WWF(世界自然保護基金)はナミビアでサイなどの野生動物の保護のためにRFIDを利用します。野生動物にはRFIDタグが取り付けられ、監視員は無人機を打ち上げることで近隣のRFIDデータを収集します。

Real Momentum

RFID Journal LIVE!の参加者は2012年までの数年間は横ばいでしたが2013年に前年比10%、2014年には同比5%増加し、2,800名となりました。加えて、実際に導入するソリューションを探しに来た参加者は10%増加しています。これは、RFIDの利用が今まで以上にビジネスの価値を生み出すようになってきており、それを認知してソリューションを探すユーザーが増えていることを意味します。

U.S. DOD Reaffirms Commitment to Savi as Sole RFID-IV Provider

Savi社は米軍のRFID利用プログラム、RFID-IVで5年間の単一コントラクターの契約を獲得しました。これはSavi社の該当分野でのリーダーシップを示すものです。

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