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2013/10/30

RFID World Watcher Monthly September 2013

今月の特集記事はナクシスのアパレル関係ソリューション。日本ではこうやって積極的にRFID利用情報を積極的に発信している企業が少ないので、応援したいなと思う。ニュースは本誌で一週休みが入ったのでちょっと少なめ。

RFID World Watcher Monthly June/July 2013 (PDF形式、427KB)

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2013/10/19

ナクシス 2013 BRAND SUPPORTER Conference

ナクシスは値札やブランドラベルなどの服飾資材のトップメーカー。今年の2月に店舗をイメージしたスペースにRFIDソリューションを展示した「RFIDモデリングラボ」をオープンしており、機会があればぜひ見学をと思っていたところ、「2013 BRAND SUPPORTER Conference」としてこのスペースでソリューションの説明会を行うという記事を見かけた。本来はアパレルブランド向けなのだが、趣旨を説明してお願いしたところ快く見学を受けていただいた。

今回の展示会のメインはプレス管理用貸し出しサポートサービス「Tapcode」と、展示会サポートサービス「PREVIEWS」。いずれもクラウドを利用し、NFC対応のスマートフォン、タブレットから利用できる導入の敷居の低いサービスとなっている。

Tapcodeの機能は、アイテムの登録と貸出・返却処理、そしてアイテムの所在地確認や、貸出履歴などの管理データの外部への書き出し(CSV経由)が行える。

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アイテムには大きめの缶バッヂサイズのNFCタグを付けて管理する。

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商品の登録時にはまずこのタグをNFC対応スマホで読み取り、登録情報を入力、そしてスマホのカメラで写真を撮影して紐付ける。

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一連の作業はSNSへの投稿などとまったく同じで、普段スマホを使っている人なら何の違和感も無く操作できるだろう。貸出や返却もアイテムのNFCタグをスマホにタッチした後に簡単な操作で行うことができる。

PREVIEWSの機能は、展示会ごとのオンラインカタログと、展示会での接客・オーダー支援からなる。

オンラインカタログではTapcodeよりも詳しい登録が行えるが(カラーやサイズ、複数の写真など)、NFCとスマホを使った簡便な操作性はTapcodeと変わらない。

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展示会場では来訪者にスマホを貸し出し、来訪者はスマホを商品のNFCタグにタッチするだけで、商品のカタログページを閲覧することができるほか、気に入った商品のリストを自分あてにメールで送信したり、そのまま発注をかけることもできる。

どちらのソリューションもカバーする業務範囲は限定されているが、その分他のシステムとの繋ぎなどを考えずに手軽に導入することができる。また、利用料金は最小構成でTapcodeで月額3,300円、PREVIEWSで月額10,000円であり、業種を限定した企業向けシステムとしては破格だと思う。

こういう現場の判断で導入できる入門版的なRFIDシステムは、特に日本では非常に重要なる。日本では店舗オペレーションのような業務の本丸は「欠品率を下げられます!販売ロスを減らせます!」といくらトップセールスをかけてもなかなか結果を出せない。まずは店舗・担当部署の人が、なるほどRFIDは確かに便利だ、と腹落ちしてくれることが欠かせないのだ。

そして、いわゆる入門・評価キットではなく、ホールプロダクトとしてカスタマイズ・追加開発無しに特定業務を改善してくれるシステムであれば、新技術への抵抗が強いメインストリームの顧客にもアプローチがしやすく、実績を積めば他の業界へも導入を広げていくこともできる。その意味でも非常に良く考えられた戦略商品と思う。

デモ終了後にラボの展示品をご説明頂いた。展示スペースは棚とハンガー、そしてテーブルと店内の一通りの什器が並べられており、常設スペースだけあって展示会のブースよりもリアリティがある。ハンディリーダーを使った棚卸を体験する際にも、「きちんと畳んである服を崩さないですむ点でもRFIDはバーコードより有利なんだ」ということは、こういう環境でないとなかなか体感できない。

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紙製のRFIDラベルや、スマートポスターの展示も。

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NFCだけではなく、UHFを用いたソリューションも視野に入れ、ブランドサポート全体をサポートするという意思がしっかり伝わってくる内容だった。アパレル分野向けのRFIDホールプロダクトの提供は世界的にもまだ始まったばかりで、決定版のソリューションは出てきていない。ぜひ成功して日本を代表するRFIDホールプロダクトを作り出してほしいな。

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