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2010/07/02

UHF帯パッシブRFIDシステム省令改正の概要(日経ニューメディアセミナーより)

日経ニューメディアが6月30日に開催したセミナー「業務効率化の本命登場 新制度で生まれ変わるUHF帯」を受講してきた。さすが日経BPという充実したセミナーで、コンサル会社の方によるマーケットや制度変更の背景の概要、ユーザー事例2つ(廃棄物管理とアパレル店舗管理)、そして三菱電機の方による新制度の具体的な解説という内容だった。

特に三菱電機の方による解説は今まで本件で見かけた解説記事の中で最も良くまとまっており、また関連する高出力・低出力の制度変更にも触れられていて大変有益だった。メモも兼ねて内容を書き留めておきたいと思う。

【中出力リーダライタ】

  • 公道を含む任意の場所で自由に利用することが可能(住所がある敷地内であれば高出力リーダライタも利用可能)
  • 特定小電力無線局ではないため登録や電波利用料の支払いは必要
  • 送信電力250mW・アンテナ利得3dBiまで対応。モデルによると高出力5m・低出力50cmに対して2mと遠距離読み取りのメリットを享受できる距離になった。但しこの読み取り距離はタグの感度でいくらでも変わる
  • 周波数やチャネル、LBT等の共用化技術については高出力と同様

【高出力リーダライタ】

  • チャネル数が追加された(LBT利用の登録局: 9→21、LBT利用しない免許局: 2→4)
  • 複数のミラーサブキャリアの応答チャネルを束ねてデータ転送速度の高速化が可能に(束ね無し: 50kbps、2チャンネル束ね: 100kbps、3チャンネル束ね: 200kbps)
  • 複数一括読み取りの性能(読み取り時間・読み取り率)が向上
  • 大容量ユーザメモリの利用が容易に
  • ゲートアンテナの設置条件の緩和(従来は通過する距離を確保するためアンテナを通過位置から離す必要があった)

【低出力リーダライタ】

  • チャネル数が追加された(14→27)
  • 短時間(128マイクロ秒)のLBTを使うチャンネルの追加

特に高出力リーダライタの変更は大きく、新制度対応によりゲートリーダの性能がどれだけ向上するか注目していきたい。

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