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2009/07/22

RFIDマーケット底打ち(Baird RFID Monthly July 2009による)

最近RFIDマーケットの予測が幾つかの調査会社から発表されていているが個人的にはピンと来る数字が出ているものがなくこのブログで取り上げてはいなかった。今月号のBaird RFID Monthly(pdf)に最新の聞き取り調査の結果が出ており、これは具体的な内容だったので紹介したい。

Baird RFID Monthlyの調査はAID製品リセラー(RFID製品単独のではない)に対する聞き取り調査に基づいたもの。この調査は四半期ごとに実施されており、3月の調査と6月の調査を比較する形で記述されている。記事の内容は以下の通り。

  • 足元の景況感は良いと悪いの比率が0.9:1とほぼ中立となり、3月の調査時点の0.2:1から大幅に改善した。設備投資となるハードウェアの購入はまだ回復していないが、支出額が小さく投資回収期間が短い小さなプロジェクトが動き始めている。また、ハードウェアについても、部品や消耗品は徐々に動き出している。
  • 6ヵ月後の景況感については良いと悪いの比率が4.9:1となり、こちらも3月の調査時点の1.7:1から大幅に改善した。これは、エンドユーザーが資金繰りや業務効率の改善に明確な必要性を感じていることを踏まえている。現状のエンドユーザーのニーズから、在庫管理、倉庫管理、資材管理などの分野での成長が見込まれる。現在ユーザーはソフトウェアへの投資を考えているが、モバイルコンピューティングやRFIDへの注目も増大している。
  • 多くのエンドユーザーではレイオフを継続して進めているが、経験的にレイオフは行き過ぎになることが分かっており、景気が回復基調になると人手不足が発生すると考える。人手不足に対応するための生産性向上にはモバイルコンピューティング、バーコードプリンタ、RFIDなどが主要なツールになり、調査結果全体を踏まえるとこれら製品は2009年下期には動き始めると考えられる。
  • ジャンルごとの強さでは、政府調達が5段階の3.81と3月の3.61から改善し、現時点でも最も需要の強い分野となっている。他に改善の度合いが強い分野は、金融(2.71 ← 2.33)や倉庫(2.91 ← 2.74)がある。リテール(2.54 ← 2.43)・運輸(2.93 ← 2.82)・製造(2.63 ← 2.55)では着実な改善は見られるもののその速度は遅い。

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