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2009/03/03

ソフトバンクXシリーズを使ったRTLSソリューション

先日のエントリ「MACアドレスによるユニークIDトラッキング」で紹介した高木浩光氏がBlootooth機器のMACアドレスをテーマに新しいエントリを作成されている(高木浩光@自宅の日記: Bluetoothで山手線の乗降パターンを追跡してみた)。エントリタイトルの通り山手線に乗車して検出可能になっているBluetoothデバイスの分析をしたもので、この問題の深刻さが分かる内容だ。僕が先のエントリで「見つけられなかった」と書いた英語圏の記事についても商業誌・学術誌共に記事へのリンクがあり、先のエントリに興味を持たれた方にはぜひご一読をお勧めしたい。個人的にBluetoothは土地勘の無い分野で、またRFIDのエアープロトコルとしては現状ほとんど利用されていない(いくつかのマイナーベンダーは利用している、またハンドヘルドリーダーとPCとの接続には広く利用されている)こともあって、これほど大きな問題が発生していることにはまったく気付いていなかった。

そんなわけでこのエントリでは土地勘のあるWiFiの話を。WiFi機器は読み取りゾーンによる大まかな位置検出のほか、電波到達時間差(TDOA)や電波受信強度(RSSI)を使った三辺測量によって高精度(3m~5m)の位置検出を行うことができる(ちなみにBluetoothは周波数ホッピングのためこの種の測位にはあまり向かない)。実際にWiFiを使うRTLS製品は現時点でマーケットの主流と言ってよい存在であり、製品の中には任意のWiFi機器をタグとして利用できるものがある。とは言えこの分野をウォッチしていない方にとってはあまりピンと来ない話だろう。そこで具体例を紹介したい。

ソフトバンクテレコムがWiFi RTLSのトップベンダーであるエカハウの製品を採用し、自社のアプリケーションスイートに組み込んだ(Ekahau RTLS to Empower SoftBank's Asset and Personnel Tracking Application)。そのアプリケーションスイートはソフトバンクのXシリーズ携帯電話を対象としたもので、Xシリーズの無線LAN機能と導入組織の無線LANインフラを使って位置検出を行うというもの。対象業界は医療、物流、製造、小売と多くのものが挙げられている。不思議なのは日本のエカハウもソフトバンクも本件についてのプレスリリースを出していないこと。エカハウ本社のプレスリリースには双方の日本人担当者がコメントを寄せているのだが…。

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