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2009/03/10

スマートコンテナ製品の最近の動向

最近コンテナ・トレーラーに取り付ける無線セキュリティデバイス記事が続けてRFID Journalに掲載された。この種のデバイスとしては以前にHi-G-Tek社の製品を取り上げてエントリを書いたが(The Great RFID Game)、最近ニュースになった製品は2つとも米軍が関係している。僕の研究テーマでもあり自分の備忘も兼ねて記録しておく。

一つ目のデバイスはSavi Technology社のコンテナタグにNumerex社の低軌道衛星(LEO)電話機能を組み込んだST-694 GlobalTag(RFID Journal: Hybrid Tag Includes Active RFID, GPS, Satellite and Sensors)。Numerexと言うよりもOrbit Oneと言う方が通りが良いかもしれない。Orbit Oneは商用分野でセキュリティ・トラッキング製品を提供してきたベンダーだ。記事によるとST-694 GlobalTagは米軍標準のISO 18000-7アクティブ433MHzタグと低軌道衛星電話への接続を自動的に切り替え、GPS情報や不正アクセス情報を送信する。対応のアプリケーションはどちらの送信方法で送られた情報も統一して扱うことができるとのこと。この製品は現在米軍で評価中で、商用版の価格・投入時期は未定だそうだ。Savi社は必ずしも433MHzというハードウェアにコミットしているわけではなく、SaviNetworkの存在を考えるとむしろネットワーク・アプリケーションの分野で成長を狙っていると思われるので、この種の製品の投入は遅すぎたぐらいだという印象を受ける。

もう一つはImpeva Labs社とAgility社による製品(RFID Journal: U.S. Army Achieves Real-Time Visibility of Supply Trucks Traveling in the Middle East)。この製品はGSU(Global Sentinel Unit)とRSU(Remote Sensor Unit)という2種類のコンポーネントから構成される。GSUはGPS、衛星/携帯電話、メモリーなどを持つ本体部分であり、RSUはGSUに有線・無線で接続されるセンサーユニットである。GSUは本体で取得した情報にRSUから送られてきた情報を加え、衛星/携帯電話経由でステータスをサーバに送信する。アーキテクチャとしては拡張性が高い有力なもののように見える。この製品は商業版が開発されたというニュースが一ヶ月前に流れたが(RFID Journal: ARINC, Impeva Unveil Real-Time Supply Chain Tracking Solution)、この記事は軍用版がイラク戦域に送られ、アメリカ陸軍資材軍団が365台のトラックでテスト中であるというもの。

うーん、世の中の動きは早い。頑張って論文書かないとあっというまにネタが陳腐化しちゃうなぁ…。

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