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2009/01/30

RFID Design Principles / Harvey Lehpamer(著)

注文した時点では気が付かなかったのだが、この本は授業で使うことを前提とした教科書だ。各章ごとにきちんと問題が付いているし(但し回答がある類のものではない)、リファレンスもきっちりしている。出版元のArtech Houseは無線関係では定評のあるところらしい。

内容は無線工学の知識を持つ人間がRFIDの製品設計に踏み出すにあたっての知識を提供するもの。特定の規格・仕様は説明はあるが設計の前提としておらず、電波やアンテナ、プロトコルを素の状態で考えて行くことを想定した内容になっていると感じられた。業務への応用についてはさらっとは触れられてはいるが補助的なもので、どういう風に使われているかが分かれば興味が広がる、という程度。

電波工学の知識の無い人間が読み物として読めるかというと、半分ぐらいはそういうレベルの話だし視点が面白い部分も多いが、英語の本に取り組むのなら先に読む本があるのかな、という感じだ。

反面、第4章・第5章を設計を中心とした部分は数式がガンガン出てくる本格的なもの。一般向けのRFID業界紙の技術記事はそこそこは読んではいるが、研究対象としてRFIDを見る場合にはこのあたりが注目されるのか、という記述がぽろぽろ出てくる。タグ・アンテナといったハード部分、電波の利用方法、通信プロトコルなど、対象となる技術の範囲も幅広い。この種の書籍は今まで無かったので価値の高い存在だと思う。

大学で電波工学を専攻していて既に一通りの知識を学び、論文のテーマを探している、というような学生さんが直球ど真ん中の読者だろう。一方、実案件に対峙しているエンジニアだと、具体的に知りたい部分が少なくいささか議論が発散していると感じるのではないだろうか。既存の規格・製品の中での利用というのであれば"Design and Optimization of Passive UHF RFID Systems"や"The RF in RFID"の方が即戦力になるのではと思う。

RFIDで卒業論文・修士論文を書きたいと思っている学生さんにはぜひお勧めしたい。

ISBN: 1596931949 / $99

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2009/01/26

Sam's Club Mandate続報(未着用パレットへの罰金の取り下げ)

Sam's ClubのMandateへの取り組みについてはちょうど1年前の発覚時にエントリを書いた(Wal-Mart Mandateの新たな動き(Sam's Clubでの未着用パレットへの罰金化))し、その後もエントリの中でちょこちょこと触れてきた。ここしばらくは続報が無く、業界にも「このままフェードアウトするのでは」という観測が流れ始めていたのだが、Sam's Clubが取り組みの修正を行うというレターをサプライヤーに出したという記事がRFID Journalに掲載された(Sam's Club Provides Clarity on EPC RFID Plans)、(Sam's Club Reduces Tagging Fee)。これらの記事によると、このレターは2009年1月15日付けのもので、掲載された内容はおおむね以下のようなものだ。

  • Sam's Clubは全ての販売単位へのタグ付けへのコミットを変更していない。この取り組みはサプライヤーにとって新次元の価値を提供するものになるだろう。
  • Sam's Clubの599箇所の全店舗において、荷受ドア・店頭への移動エリア・包装廃棄エリアにRFIDリーダーが導入され、そこで読み取られたデータはRetail Link経由でサプライヤーに提供されている。
  • パレットへのタグ着用義務付けは、従来の計画の2009年1月30日から2010年へと変更された。
  • ケースへのタグ着用は義務付けが外れオプションであることが明示された。これは、現在ケースへのタグ付けを行っているサプライヤーの実績を分析した結果、ケースへのタグ着用による可視性の向上が販売単位に比べて小さいことが理由である。Sam's Clubは今後もケースへのタグ付けはサポートし、サプライヤーがケースにタグを付けた場合にはケースレベルでのビジビリティ情報を提供する。
  • 販売単位へのタグ着用義務付けは、従来はDesoto物流センターで2009年10月31日から開始される予定だったが、「見直し中」として開始日が明示されなくなった。
  • タグ未着用パレットについてサプライヤーから徴収する費用を12セントに引き下げる。従来の計画では2009年1月1日から3ドルになる予定だった。Sam's Clubによるとこの費用はタグ取り付けにかかる実費であり、物流センターで自社用に使っているラベルプリンターをスマートラベル対応のものに交換したため実費がスマートラベルの原価まで下がったとのこと。なお、2010年の本格導入時には徴収金額を見直す可能性がある。

上記の内容のうち、スケジュールの遅延は業界の想定の範囲内であり、これをきちんと発表したことはむしろ正直であるのかもしれない。全店舗にRFIDリーダーの展開を完了しているというのは言うまでもなく良いニュースである。

一方、タグ未着用の際の徴収額を12セントに引き下げたことは非常にネガティブなニュースである。スマートラベルが1枚12セントというのはラベルの原価、それもSam's Clubが調達する場合の原価であり、この値段であればほとんどのプロバイダは自分でタグをつけるより手数料を払った方が安くなる。つまり罰金としては機能しない。タグ情報をフルに業務システムに統合してメリットを享受したいという少数の積極的な企業以外は、自社でのタグ貼り付けではなく12セントの支払いを選ぶだろう。

これでは罰金3ドルというのを信じてSlap-and-Shipでの対応を整えてきたサプライヤーは浮かばれない。このようなシステムでは自社の業務メリットが無く、せっかくの投資が丸損になってしまう(先述のようにスマートラベルの原価が12セントより高くなるので自社でラベルを貼る意味が全く無い)。こんな目に合わされたサプライヤーは今後Sam's ClubやWal-Martの要求はギリギリまで様子を見ることになるだろう。

ある意味、Mandateによる導入モデルの完全な破綻といって良いのではないだろうか。今後はサプライヤーとの間で完全にWin-Winになる範囲で導入を少しずつ進めるという形になるのだろうが、それが果たして成立するのかどうか。引き続き注目していきたい。

(追記: 2008/01/27)

RFID Update誌にもこのニュースが取り上げられた(Sam's Club Letter Outlines Changes to RFID Requirements)。内容は上記と同じで、変更による影響の論評は控えられている。この変更に関する情報がWal-MartやSam's Clubのサイトには存在しなかったこと、同社に対してコメントを求めたけれど返事が届いていないことが書かれており、実は結構腹を立てているのではないかと思う。RFID Journal誌の問い合わせにはEPC/RFID担当取締役のSimon Langford氏が応対しており、このお友達体質はいかがなものかと僕も思う。

なお、サプライヤーに出したレターがEPCglobal USのサイトに掲載されているそうで、そのリンクが掲載されている(Electronic Product Code (EPC) / Radio Frequency Identification (RFID) Labeling Update PDF形式)。

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2009/01/22

2008年中国RFID十大ニュース(RFID World China)

RFID Update誌に中国のRFID業界紙RFID World Chinaの分野別2008年十大ニュースが出ていた(2008 China RFID Industry Annual Awards Announced) 。このテーマは昨年もエントリで取り上げたので(中国のRFIDの現状(RFID World Chinaによる各分野十大ニュース))、それと比較しつつ内容を取り上げてみたい。

2008年ベスト中国タグベンダー

  1. Invengo
  2. Aisino
  3. Fudan Microelectronics
  4. ASK-TongFang
  5. Mango

2008年ベスト中国リーダーベンダー

  1. Invengo
  2. Sense Technology
  3. Raifu Intelligent
  4. Academy of Aerospace Technology
  5. JiuZhou

2008年ベスト中国アクティブ製品ベンダー

  1. Super RFID
  2. Bisa Technologies
  3. FHteck

2008年ベスト中国急成長RFIDベンダー

  1. ZTE Corporation
  2. JiuZhou
  3. Academy of Aerospace Technology
  4. Avanti ID idea
  5. C&C RFID Shanghai Co.

2008年ベスト中国RFID SIベンダー

  1. ZTE
  2. Aisino
  3. TsingHua TongFang Smartcard

去年のベスト10ベンダの中で上のリストに名前が出ているのは半分(Invengo、Fudan Microelectronics、Sense Technology、ASK-TongFang、Raifu Intelligent)。去年のリストは国民IDカードプロジェクトを反映してそれに関係あるベンダが入っていた、というのもあるのだろうが、それでもこの入れ替わりの速さは中国ならではだと思う。アメリカや日本で同じ調査を行うと新しく入ってくるのは1社か2社ぐらいではないか。

2008年ベスト国際RFIDベンダー

  1. TI
  2. Alien
  3. NXP
  4. Intermec
  5. OMRON
  6. ST
  7. Impinj
  8. Zebra
  9. Reva Systems
  10. Psion Teklogix

OMRONが5位に入っているのが同慶の限り。RFID Update誌が最近出版したレポートによると全世界ではAlien・Impinj・Motorolaがトップベンダーとして認知されているということなので(RFID Update: Alien, Impinj, and Motorola Top RFID Update Rankings)、そのうち2つより上位に来たというのは素晴らしいことだ。OMRONは中国でも現地化を進めていてSCAN & RFID Chinaでも中国人エンジニアがプレゼンをし、OMRON全体での取り組みと中国の取り組みを説明していたことを思い出す。

2008年中国のRFID事例トップ10

  1. Aisino RFID technologies were successfully used in Beijing Olympic Game for Food Security
  2. China introduced the first 24 hour self-service library
  3. ESeal/eLock applications in container transportation from Shanghai to American ports
  4. RFID application in monitoring RFID medical wastes
  5. Avanti implemented the largest RFID manufacturing application in southeast China
  6. Sichuan Province widely promoted RFID system in CNG cylinders dynamic monitoring
  7. Basch Group provides converting machine for RFID tickets of Beijing Olympic Games
  8. RFID application to track pig from "farm-to-fork" & RFID food security tracing information platform
  9. Hangzhou Library adopted RFID technologies in full scale
  10. Shanghai 2008 Tennis Masters Cup used RFID ticket complied national Encrypt algorithm

主要な応用分野はチケット・図書館・セキュリティというクローズドな定番用途という印象は去年と同じ。その中では5番の"largest RFID manufacturing application"という事例が気になる。また、2番の図書館事例"first 24 hour self-service library"というのも画期的だと思うのだが。これらの事例は欧米のメディアで取り上げられたのを見たことがない。
キナ臭い印象のあるのが10番の"national Encrypt algorithm"。ICチケットで独自規格への対応が求められるようになるのか、注意してニュースを追っていきたい。

2008年中国のRFID重大事件トップ10

  1. The Ministry of Science and Technology issued the guideline for applying 863 RFID project in manufacturing
  2. The National Library (the national digital library) fully implemented RFID system
  3. World Expo Shanghai 2010 will use "Huahong Chip" in 80 million RFID tickets
  4. RFID World China published the fist ever RFID Buyers' Guide in China
  5. The first UHF RFID chip in Asia was certified by EPCglobal
  6. Shanghai established the first international ocean route for RFID-enable containers
  7. National Gold Card project issued "the Blueprint of National IC Card application 2008-2013"
  8. RFID technologies were widely adopted in Beijing Olympic Game
  9. Ministry of Transport promoted Electronic Toll Collection nation widely
  10. Avanti implemented the largest RFID manufacturing application in southeast China

5番の"The first UHF RFID chip in Asia was certified by EPCglobal"は上海坤鋭電子(Shanghai Quanray Electronics)の製品。タグだけではなくチップも自社開発のQR2233(これは昨年の製品トップ10に入っていた)。独自チップによるEPCglobal認証はルネサステクノロジ(RKT132)に先立つ快挙で、もっと上位に来てもいいニュースだと思う。
他のニュースは比較的地味。本が出たみたいなニュースが2つ入っているし。

2008年中国のRFID製品トップ10

  1. Highway Electronic Toll Collection System
  2. S1871 UHF RFID Mini-Reader Module
  3. Advanced Smart Contactless CPU Card FM1208
  4. RFID 24 Hours Self-service Library
  5. 2.4GHz/13.56MHz Dual-frequency RFID Tag
  6. Invengo 502E Fixed Reader
  7. KX1001 KX1201 RFID Chip
  8. SuperRFID Wireless Vehicle Detector
  9. PiP tag Inlay
  10. Wi-Fi Real-Time Locating Tag

昨年に引き続きソリューション・技術分野・個別製品がごっちゃになったリストでちょっと感触が分からない。上のリストにある上海坤鋭電子の認証Gen2タグが入っていないあたり、中国マーケットでのGen2技術の位置付けが分かる気がする。

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2009/01/19

2009年海外RFID展示会スケジュール一覧

個人的な備忘を兼ねて2009年に海外で開催されるRFID展示会・イベントのリストを(もちろん全部行く/行けるということではないけれど)。このエントリは新しい情報が入ったら随時追加・更新していきます。「俺はこのイベントに行く」とかありましたらコメントください。

2009/01/22 : RFID in Health Care : Las Vegas, NV, USA

2009/04/21-24 : RFID World Asia : Singapore

2009/04/27-29 : RFID Journal LIVE! : Orlando, FL, USA

2009/06/15-17 : RFID Journal LIVE! Middle East : Dubai, UAE

2009/06/17-19 : SCAN & RFID China : Guangzhou, China

2009 August : RFID in FASHION : TBA

2009/09/29-30 : RFID Europe : Cambridge, UK

2009/10/06-09 : RFID/USN Korea : Incheon, Korea

2009/10/08-11 : Taiwan RFID : Taipei, Taiwan

2009/10/12-14 : RF Edge Expo : Dallas, TX, USA

2009/10/12-14 : RFID Journal LIVE! Europe : Frankfurt, Germany

2009 November : RTLS & Wireless Sensor Networks Summit : Boston, MA, USA

2009 December : RFID Journal LIVE! Canada : TBA

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2009/01/14

VDC Research社によるRFID市場予測見直し

老舗の電子系市場調査会社VDC Research社がRFIDの市場規模予測を引き下げた、という記事がRFID Update誌に掲載された(VDC: RFID Growth to Slow Sharply, But No Contraction)。

同社によると、2009年の年間成長率は事前の予想である30.5パーセントから9.2パーセントに引き下げられた。2010年にもマーケットは充分に回復せず、年率20パーセント以上の安定した成長に復帰するのは2011年以降になる。これにより、2007年から2012年までの年平均成長率(CAGR)は32.7パーセントから23.2パーセントに低下することになる。

分野別に見た場合、アクセス管理やIT資産管理は比較的堅調であると予想される。一方で、自動車業界では大きく需要が落ち込み、医薬品分野でも2次元バーコードとの競合が激しくなり普及が遅れると考えられる。医薬品や製造業は多くのRFIDベンダが主要ドメインとして注力している分野であるため、成長率の低下は合併・買収などによる業界再編を加速するだろうとしている。

また、RFIDベンダがこの環境を生き抜く方法として、見込み客に具体的に役に立つ情報を提供して関係を強化する、RFIDの機能や効果を誇張することを避ける、コアとなる技術への投資を続ける、顧客の既存の環境との接続性の高い製品を提供する、などの点を挙げた。

以前にRFID市場予測を紹介した時点からも経済環境の悪化が止まらない。現在のように不況の底が見えない状況では、RFIDがどうこうというより新規投資全体が冷え込んでしまうのは避けられないのだろう。

なお、VDC Research社による本件の情報は文書ではなくWebセミナーとして提供されている。43分とちょっと長いが録音したものを無料で視聴できるので興味のある方はどうぞ(What's Next: RFID Market Update, Trends and 2009 Outlook)。

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2009/01/06

Sam's Club's EPC RFID Tagging Requirements / RFID Journal(編)

Sam's Clubの個品タグ付け義務化に対応するサプライヤーへのサポートを目的としてRFID Journal誌が発行したガイドブック。本書は2008年に開催された展示会EPC Connection 2008の参加者に配布されたものだが、現在は同誌のオンラインストアで購入することができる($999とそれなりの価格であるが)。

タイトルに相違して、このガイドブックはSam's Clubの要求仕様について僅か(2ページ)しか触れていない。Sam's Club自体が発行したのでは無いにせよ公式のガイドブックと言ってよい性質の文書であり、要求仕様の全容を解説することは必要だと思うのだが、同社の秘密主義によるものなのだろうか。あるいは本当に要求仕様が簡素なものであるのかもしれない。Wal-Martの導入義務付けに際しては読み取り距離やベルトコンベアの速度について詳細な仕様が提示されたが、その後製品の多様化・性能向上があり、製品を指定しない仕様の意味は低下している。

このガイドブックの中身は大きく分けて二つ、対応案の導入手順と商品ごとのタグ取り付け方法・留意点である。どちらのセクションも充実した内容になっている。

導入手順のセクションで最初に説明されるのは対応案のオプションである。本書では以下の5種類の方法が提示されている。

  • Slap and Ship (スタンドアロンのシステムでラベルを印刷し、手で貼り付ける)
  • Slap, Verify and Ship (上記に加え、出荷時の検証にRFIDタグを利用する)
  • Integrate and Wait (上記に加え、スマートラベル生成部分を出荷システムと統合する)
  • Automated Tagging (上記に加え、タグの貼り付けを自動化する)
  • End-to-End Integration (EPCISを利用した自動発注など、RFIDデータを全面的に利用する)

RFID Journal誌の立場では当然後者の方法ほど望ましいことになるが、本書については可能な限り各案の得失を公平に論じようとする姿勢が伝わってきて好感が持てる。導入手順についても企業規模や対象商品の特性に応じたプロジェクト管理方法、タグを取り付ける方法(自社でのラベル貼り付けだけでなくタグ入りの段ボール箱の購入やタグ貼り付けのアウトソーシングなど)、また業務システムとの統合方法など、さまざまなオプションが提示されている。個別のオプションの解説はさほど詳細ではないが、カバーされている範囲が広いため「こういう選択肢を忘れているのではないか」という心配に対応するにはうってつけだ。

商品ごとのタグの取り付け方法も実に幅広い品目をカバーしている。こちらも広く浅く式の記述になっていて、定量的な性質を深く掘り下げているわけではない。また、記述が品目ごとに完結するようになっていて、全体を読み通そうとすると重複する部分が目に付く。だが、記述はきわめて実践的なものだ。「木炭は炭素を含むため電波を吸収する」「シリアルの紙パックは読み取りに障害が無いように見えるが内袋がアルミコーティングされていることがあり注意」「スプレー缶はたいていプラスチックのキャップが付いているのでそこにタグを取り付けることができる」といった、実験すれば分かることだが事前に知っていれば無駄な手数を省くことができる知識が満載だ。また、「金属缶は中身が何であろうと読み取り特性に影響は無い」「ビン類ではビンそのものの素材や厚みは読み取り特性にあまり影響せず中身が重要」といった、うすうす判ってはいてもきちんと書いてくれると安心できるという知識も多い。

サプライヤーが実際に導入する際の手がかりとしてもさることながら、Gen2システムのSIベンダーの立場から、全般的な知識を広く浅く付けるにはうってつけだろう。この種の知識をまとめた資料としては現時点で他に類が無いものと評価できる。100ページ強の資料に999ドルは、と思うかもしれないが、値段なりの価値はあると思う。

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