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2008/06/05

eyefortransport 10th North American Technology Forum 2008 (Day 2)

昨日のエントリに続いてeyefortransport 10th North American Technology Forum 2008の参加報告。今日は昨日よりセッションの数が少ない。

Shipper Presentation: Mobile & Multi-functional: Discover how to stay ahead of the trends in the global supply chain

Motorolaの運輸・物流ソリューション部門の人のプレゼン。同社が注力する物流会社向けのソリューションの以下の3分野の説明を行った。

  • 現在の企業ネットワークはケーブルの管理が大変なので、バックボーンからハンドヘルド端末まですべての企業ネットワークインフラをワイヤレスにする。
  • MotoloraのRFIDビジネス全体の取り組み。ソリューションとしてはぱっと見特殊なものはない。
  • グリーン対応。グリーン技術を大幅に取り入れたECOMOTOという取り組みを行っている。

Panel Session: Global consolidation, collaboration and considerations

昨日も感じたのだが、パネルセッションはどうしても話題があちこちに飛んでしまうので自分が本当に興味を持っていて自分なりの疑問点がある分野でないとあまり有益でないと思う。

このパネルセッションはアメリカの企業が業容の拡大に伴って海外企業を買収したりパートナーシップを組んだり、という場合に注意すべき内容を議論したもので、国ごとに規制が違うとか、ビジネススタイルも違い無理に統一することは望ましくないとか、輸送の面では時間もかかるし状況の把握にも時間がかかるとか、ある意味当然の内容がほとんどだった。

Presentation: Service Parts Management - The Value of Integration

Caterpillar社の顧客向けパーツ管理。同社の部品は70万種類だが、部品の80パーセントは1ヶ月に1個しか売れない。2000年にパーツ管理システムを入れ、欠品率を上げずにセールスは50パーセント増えて在庫は33パーセント減った。Bill of Distribution(配送経路表)のコンセプトを導入している。

Panel Session - The Status of RFID: experiences from LSPs and transport companies looking at where we stand and how we deliver an ROI

僕がパネリストを勤めたセッション。他の参加者はPowerID、Intelleflex、Zebraとみんなベンダーだった。今後しばらくのRFIDの用途は、というあたりにコーディネーターは話を広げたかったらしいのだが、会場からの質問はみんな「100パーセント読めるのか」。個人的にはこれほどの愚問は無いと思うのだが(読み取り率は一義的にはビジネスプロセスに依存するのでハードウェアに依存するわけでは無いだろう)、アメリカのベンダーもこの質問に苦労しているのかと思うとちょっとしみじみ。

Presentation: Attracting the right assets

物流業界のIT人材の採用がテーマで、なかなか刺激的な内容だった。

プログラマ・SE・ITマネージャーとどの人材区分をとっても業界としての平均給与は業界比較の中位くらいなのだが、学部・大学院とも物流業界への就職を前提とした専攻がほとんど無い。

IT学生の物流分野への印象は以下のようなものである。

  • 給料は世間並みだが学校にいる間に触れる機会が無い
  • チャレンジしがいのある技術を持っていると思われていない
  • 古いレガシーシステムを使い続けており技術を磨く機会がない

IT学生に物流業界で働いてもらうためには、学生に業界の魅力を伝えるしか方法がない。その魅力というのは以下のようなものになる。

  • 現在物流業界は製造業で80/90年代に起きたようなITによる革新に直面しており、自分の仕事で業界地図を塗り替えられる可能性がある。
  • オフショアリングの対象になりにくい
  • 今後ITは物流の中核機能になり、ここでがんばれば一生のキャリアを作ることができる。

Presentation: The true value of visibility

Visibilityの正確さは結局データ精度に依存し、ビジネスプロセスの成熟度が上がればデータ精度も上がるということで、

  • メタデータの管理
  • データ構造の管理
  • マスターデータの管理
  • データ品質の管理
  • データの分析
  • 上記が適切に行われるためのガバナンス

をきちんとやることが重要、という内容だった。

スピーカーはこのカンファレンスに参加するためにインドから来たとのことで、いかにも技術者という感じの人。他のプレゼンテーターはなんだかんだいってプレゼン慣れしていたのだが、彼は少し話すごとにright?と合いの手を入れて正直聞き苦しかったり、正直慣れていないという印象。他のセッションではくだらないものも含めて質問が多々出ていたのだが、このセッションだけは質問がまったく出なくて、アメリカ人ってこのあたり正直なんだよなー。

Panel Session: Future Technology Trends for Transport & Logistics Providers

どのテクノロジーにどういう基準で投資すべきか、というセッション。こちらも目に付く技術とか、投資効率の図り方とか、経営層への説明とか、いろいろなトピックスに話が飛んだのでちょっとまとめきれない

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