« Daniel Engelsへのインタビュー(「『RFIDウイルス』のハッタリ」への補遺) | トップページ | Verichipメーカー社長インタビュー「出稼ぎ労働者にVerichipを移植せよ」 »

2006/06/02

Blinkがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!

非接触決済システムの記事を書いたらいきなり対応したキャッシュカードが送られてきた。僕が口座を開いているChaseからのものだ。今まで使っていたカードの有効期限はまだ2年も残っているので、どうやら全ての顧客を対象にして一斉に切替えを行っているようだ。Chaseはおそらくニューヨーク地区で最大の顧客シェアを持つ銀行。シェアでは5位に入るだろうHSBCもPayPass対応のキャッシュカードを発行している(但し一斉切替えを行っているかどうかは不明)。ニューヨークの小売店が非接触支払いシステムに妙に強気な理由はこれだったのか。

(アメリカのキャッシュカード事情について補足しておく。アメリカの銀行に口座を開いてキャッシュカードを作ると、デフォルトでデビットカード機能を持ったキャッシュカードが作成される。アメリカのデビットカードはVISAかMasterCardブランドになっていて、クレジットカードが使える場所では基本的に全く同じように使えるのだ。なのでここでもカードがクレジットかデビットかは全く区別せずに扱う)。

ちなみに送られてきたカードはVISAのもの。VISAはPayPassやExpressPayのような自前の非接触決済システムのブランドを持っておらず、このカードはChaseが提供するBlinkブランドでの発行となる(ChaseはMastercardと提携したBlinkカードも発行している)。このあたり、銀行とカード会社の綱引きなどがあるのだろうか。しかし顧客のオプトイン無しに一斉配布するというのはなかなか思い切ったことをするものだと思う。プライバシー問題などは意識しなかったのだろうか。

さてこのBlinkキャッシュカード、接触端子があるわけでもなくAmerican ExpressのBlueシリーズのように透明なカードフェイスで内蔵のアンテナをフィーチャーしているわけでもない。表面のBlinkロゴを除けば非接触決済システム対応であるかどうかは分からない。それでもせっかく届いたのだからということで、対応するDuane Readeで早速使ってみることにした。Duane Readeのレジに置いてあるのは、通常のキャッシュカードと共通の端末。アンテナ部分にカードをかざせば認証が終わり、サイン無しで支払いが済んで楽チン…のはずなのだが、カードの認識や支払い完了といった情報が端末に表示されないので非常に使いづらい。このあたりユーザインタフェースを練る必要があると思う。ちなみにカードの使用履歴には普通にクレジットカード扱いで使ったときと同じタイミング・内容で表示された。当たり前と言えば当たり前だが。

|

« Daniel Engelsへのインタビュー(「『RFIDウイルス』のハッタリ」への補遺) | トップページ | Verichipメーカー社長インタビュー「出稼ぎ労働者にVerichipを移植せよ」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/163335/10356924

この記事へのトラックバック一覧です: Blinkがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!:

« Daniel Engelsへのインタビュー(「『RFIDウイルス』のハッタリ」への補遺) | トップページ | Verichipメーカー社長インタビュー「出稼ぎ労働者にVerichipを移植せよ」 »