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2006/05/07

Wal-Martキーノートスピーチ (RFID Journal LIVE! Day 3)

英語のカンファレンスに朝から夕方まで通しで出ると3日目には正直キャパを超えてしまう。2日目までと比べるとかなり荒いレポートになってしまうがご容赦されたい。

- Leveraging RFID Data to Create Business Value
 Wal-Martの情報システム担当副社長によるキーノートスピーチ。業界雀に「導入計画を持て余しているんじゃないの」などと言われながらも「店頭在庫切れの防止」という目標に向かい愚直に進んできた馬力に改めて感服した。現時点での対応サプライヤは300社であり、6月末にはGen1のサポートを打ち切って完全にGen2に移行する。
 店頭在庫切れの減少や補充作業の効率化については大学などの検証結果を参照しており、別セッションでの発表もあったようだ。大学の検証についてはいささか疑義がある。RFIDシステム導入の単純な費用対効果ではなく、他の方法で店頭在庫切れに対処した場合の機会利益と比較しないと本当にRFIDを利用すべきだったかどうかは分からないだろう。大学が検証作業に参加する意味はそういう第三者的な視点を提供するためのはずだ。
 個人的な興味としてはセンサータグによる生鮮品の品質管理に触れていたのに気になった。この分野でもWal-Mart主導で導入が進むのだろうか。

- Oracleのテレメトリックユニット
 展示ブースでのセッションでの発表。OracleのRFIDへの取り組みだが、同社のOracle Fusion MiddlewareがRFID単独ではなくセンサー機能を包括して取り扱うというコンセプトがなかなか面白いと感じた。また、Windows CEベースのテレメトリックユニットMicroedge Serverを発表していて、各種のセンサー・GPSを内蔵、衛星電話とGSMで世界中どこでも通信可能という仕様になっている。IBMとMearskがパイロット中のTrekに似ているが、Oracleがどこかのキャリアと組んでいるという話は耳にしない。海運会社と協力しないと現実的なテストはできないと思うのだが。

- Case Study: Securing Cargo with E-Seals
 三井物産によるSaviのE-Sealを中国~北米西岸トレードに適用した事例の発表。三井物産のRFID全般への取り組みにも触れられていた。今年のRFID Journal LIVE!でアジア企業のセッションというのはこれだけではなかったか。日本の事例を英語で発信していくことには大きな意味があると僕は思うので、この取り組みは素晴らしいと思うし、来年はより多くの日本企業がセッションでの発表を行うことを望む。

- RFID Standards for Freight Transportation in North America
 大学・海運会社・RFIDベンダからの3人のパネリストによるパネルディスカッション。一番期待していたテーマだったのだが内容はかなり薄く期待外れ。先日訳したRFID Journalの記事に付け加えるべき知見はほとんど出てこなかった。この分野は参加者が少ないため外からは本当に中身が見えにくい。

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