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2006/05/22

ニューヨークの非接触決済システム事情

最近ニューヨークでは非接触決済システムの宣伝がカード会社側・店舗側の両方で目に付くようになってきた。Mastercard PayPassやAmerican Express ExpressPayなど、日本のニュースでも取り上げられているのではないかと思う。が、どんな風に利用されているのかというのはRFID Journalを毎号読んでいてもピンと来ない。日本のニュースだけではなおさらだろう。なので、印象論になるが簡単にニューヨークでの事情に触れたい。

まず店舗側。ニューヨークではDuane ReadeとCVS Pharmacyの2つの大手ドラッグストアがサポートしたのが大きい。日本で言うなら大手コンビニチェーンがサポートを始めたというぐらいのインパクトがあるのではないか。この他にマンハッタン内の大きめのMcDonaldはほとんどサポートしているし、チェーンの映画館でも旗艦店で利用できるようになっている。トライアルレベルはもちろん通り越し、無いと不便というほどではないが「持ってると便利かな」と多くの人が思うレベルには達していると思う。ニューヨークではこの夏から地下鉄でPayPass仕様に基づく改札のトライアルが始まるので(但しPayPassのシステムには繋がらないのでトライアル参加者しか利用できない)、大規模導入に向けた先行投資という側面があるのだろう。

一方カード会社側。アメリカの非接触決済システムは基本的には電子マネーではなくクレジットカードの小額決済($25以下)手段という性質を持つ。一応プリペイドカードがあったり決済用のキーホルダーをメインのカードの他に持てるようにはなっているそうだが、カード会社はそれらを全然宣伝していない。今のところ消費者に認知されているのはクレジットカード内蔵方式のみだろう。ニューヨークで認知があるカードはChase BlinkとAmex Blueシリーズ。まだまだ選択の幅が狭い。今年の夏にかけて小売チェーンなどがストアカードとの複合機能を持つクレジットカードを投入すると言われているので、それに期待というところだろうか。

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» Blinkがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ! [RFID A GoGo!]
非接触決済システムの記事を書いたらいきなり対応したキャッシュカードが送られてきた [続きを読む]

受信: 2006/06/02 07:40

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