2019/05/25

RFID Journal 抄訳 2019/05/24号

今週興味深かった記事はパッシブUHFナンバープレートタグで時速220キロメートルでの読取試験に成功したというもの。既に新興国でのETCはパッシブUHFベースのものが増えてきていますが、これほどの高速での読み取りが可能になるのであれば先進国で主流のアクティブタグベースの製品も置き換えらるかもしれません。

編集後記はプロ野球でのRFID利用を引き合いに、企業でも物理アセットの利用状況をRFIDで取得して経営改善につなげましょう。というもの。ちょっと強引ですが面白い例えですね。機会があれば説明に使ってみようと思います。

なお、元記事はこちらになります。

U.K. Home Goods and Apparel Retailer Boosts Accuracy With RFID

イギリスのアパレル小売チェーンMatalan社は、220店舗すべてにRFIDソリューションを導入しました。これにより、在庫精度が30パーセント上昇し、オムニチャネルコマースへの対応能力が増しました。ソリューションは主にSML社が提供しました。

RFID Breaks Speed Records for Tolling Solution

自動車のナンバープレート向けタグを扱うTonnjes社は、時速220キロメートルでのパッシブUHFナンバープレートタグの読取試験に成功しました。これは同社のタグIDePLATEとIDeSTIXを対象にした試験で、Kathrein Solutions社のリーダーが利用されました。現状の製品では時速130~160キロメートルでの読み取りが限界でしたが、アンテナやソフトウェアの改良のためより高速での読み取りが可能になりました。

Coursework Prepares Professionals for RFID and the Internet of Things

HP社はブラジルにRFID Center of Excellenceという教育・研修施設を設置し、RFIDに関する様々な教育プログラムを実施するほか、ブラジルでのRFID専門家の認定コースも提供しています。

Brazilian Partners Invest in IoT for Agribusiness

ブラジルのEmbratel社、Claro社、Embrapa社、およびEldorado Research Instituteは、農業向けのIoTソリューションの共同開発プロジェクトFazenda Conectadaを立ち上げました。このプロジェクトはJaguariunaに実験施設を持ちます。

RFID News Roundup

  • Splashtop社がZebra Technologies社のIoT認定を取得
  • Tech Data社がIoT機能や分析機能を自社ソリューションに追加
  • DELO社、Muhlbauer社、Impinj社がRFIDラベル製造ソリューションで協業
  • Polte社がモバイルIoT位置ソリューションの米国向けβ版を発表
  • Savi Technology社が国際物流での観測不能地域をなくすためのグローバルセンサーソリューションを発表
  • Hub Group社がリアルタイム出荷システムを発表
  • Future Market Insights社がRFIDの医薬品分野での利用に関するレポートを発表

What You Don't Know About Your Physical Assets

野球チームはフィールド上で起きている様々な物理的な出来事、例えばボールの速度や飛距離、高さについて詳細なデータを持ち、それを采配や選手育成に役立てています。企業も自社の物理アセットが引き起こす出来事のデータを取得し分析することで、経営の改善に役立てることができます。

IoT Smart Cities Scenario

ブラジルのIoT分野で利用されている長距離通信技術の中心はLoRa、Sigfox、NB-IoTの3つであり、利用が急速に拡大しています。

NFC Brings ConnectedBottle Solution to Winery(有償記事)

ワイナリーのPinea社はNFCタグを用いて自社のワインの真贋判別と商品情報提供を行うソリューションConnectedBottleを導入しました。このソリューションはEVRYTHNG社が提供するもので、ラベルはボトルの裏側に貼付されます。

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2019/05/17

RFID Journal 抄訳 2019/05/17号

今週は編集後記と識者投稿が何故か先週から更新されておらず、結果として記事は少なめです。

今週気になった記事は材木向けのプラスチック釘型RFIDタグ。シールが剥がれやすいというのはすぐ分かりましたが金属製のネジだと加工時のトラブルを引き起こすという話は目から鱗でした。RFIDタグのフォームファクターの改善は業界ごとにいろいろ隠れていそうですね。

Sundogweb

振動工具の利用による被害を防止するためのモニタリングソリューション、以前に記事になった時からいろいろ機能がアップしているようです。

なお、元記事はこちらになります。

U.K. Technology Company Tracking Vibration Exposure Expands to Connected-Worker Solution

Reactec社はチェーンソーやグラインダーなどの工具の使用により引き起こされる振動:手腕振動症候群(HAVS)を予防するためのソリューションを提供しています。このソリューションは、作業者がHF RFIDリーダー機能を搭載したリストバンドを装着し、工具の利用開始時に工具に貼付したHFタグを読み取ることで、作業者が曝される振動の量を計測します。最新のバージョンではリストバンドにBluetooth機能が搭載され、リアルタイムで警告が管理者に送信されます。

New RFID Staple Tag for Rough Wood Tracks Timber

Utility Composites社は木材にタッカーで打ち込めるプラスチック製のUHFパッシブRFIDタグを販売しています。木材の管理では、シールや焼き印では加工中に失われることがあり、金属製の釘やネジは工具を痛める可能性があります。プラスチック製の釘を使うことでこれらの問題を避けることができます。

Global Network Security Company Brings IoT Solution to U.S.

世界的なセキュリティ企業のAllot社はIoTを用いたセキュリティソリューションIoTSecureを提供しています。IoTSecureはIoT機器に対する攻撃を検知して防御を行うもので、大手の電力会社や通信会社に採用されています。

Eldorado Research Institute Project Saves Lives via RFID

ブラジルの研究機関Eldorado Research InstituteはIEEE RFID 2019のポスターセッションで最優秀賞を発表しました。この発表は電気機器の正常な取り付けを監視するソリューションに関するもので、安定した読み取りを行うことが最大の課題でした。

RFID News Roundup

  • Weir Oil & Gas社がRFIDを用いたサービスプラットフォームをアップグレード
  • Samsung SDS社とTelensa社がスマートシティーソリューションで協業
  • ERM Advanced Telematics社とAltair Semiconductor社が自動車業界のIoT資産管理技術で協業
  • Smart Cities for AllとAT&T社が障碍者向けのスマートシティーソリューションで提携
  • Nordic ID社のRFID小売精算システムがFrost & Sullivanの新製品賞を受賞
  • Polte社とGeoTraq社がモバイルIoTアセット管理で提携

RFID Journal LIVE! 2019 Report, Part 2(有償記事)

RFID Journal LIVE! 2019のプレゼンテーション紹介の第2弾です。

 

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2019/05/11

RFID Journal 抄訳 2019/05/10号

RFID Journal LIVE!でのプレゼンテーションの記事が今年も掲載されました(有償記事)。きちんと見なければと思いつつ毎年手が出ないのですが、各分野の最新の知見を盛り込んだ有益な内容だと思います。

Avery Dennison社が販売する薄型の電波遮蔽材、電波吸収体ではなくアルミ箔を材料にしているのですが、乱反射などの問題は生じないのでしょうか?ちょっと気になります。

編集後記はBOPISの動向。米国での対応店舗数や消費者の意向など、覚えておくと使えそうな数字も出ています。ご参考に。

なお、元記事はこちらになります。

Auto Maker Speeds Processes via RFID

MSM Solutions社は匿名の自動車メーカーにRFIDを用いた組立工程の管理システムを導入しました。このシステムはUHFパッシブタグをラックに取り付け、パーツが適切に供給されていることを可視化するものです。RFIDタグにはXerafy社の製品が利用されています。

Passive RFID Temperature-Sensing Kit Allows Testing

Metalcraft社は温度センサー付きUHFパッシブRFIDタグのトライアルを実施するためのキット、Temperature Sensor Kitを発売しました。このキットはZebra Technologies社のRFD 8500ハンドヘルドリーダー、Metalcraft社のタグ25個、およびソフトウェアから構成されており、価格は2,495ドルです。

New RFID Shield Installs Like Wallpaper

Avery Dennison社は薄型の電波遮蔽材ShieldSenseを販売しています。この製品はアルミ箔で電波を遮断するもので、設置場所の特性に合わせて幅や長さを調整して出荷できます。この製品はタグの読取が想定していないリーダーで行われることを防ぐために利用されます。

Eldorado Research Institute Project Saves Lives via RFID

ブラジルの研究機関Eldorado Research InstituteはIEEE RFID 2019のポスターセッションで優勝しました。同機関の発表は、電気分野での安全機器が適切に利用されていることをRFIDを用いて監視するというものでした。

RFID News Roundup

Delta Hotels by MarriottがASSA ABLOY社のRFID鍵を導入

Schreiner PrinTrust社がAPCOA社にRFIDを活用したスマートパーキングのソリューションを提供

Taoglas社がミネアポリスにIoTの設計・サポートセンターを開設

VMware社がIoTデプロイメントを支援するプラットフォームを提供

Pod Group社がKlevio社のスマートドアアプリのIoT機能を提供

Impinj社がEUが認可する新たなUHFパッシブRFID向け周波数に対応したリーダーを発表

BOPIS May Drive RFID Adoption in Retail

オンラインで購入した商品を店舗でピックアップする、米国ではBOPIS、欧州ではclick and collectと呼ばれる販売形態は、近年ますます普及しています。BOPISを提供する米国の食料品店舗の数は2018年で2倍に増加し、米国の消費者の78パーセントはBOPISを利用するかもしれないと回答しています。BOPISを提供するためには店舗レベルでの正確な在庫管理が不可欠であり、そのためにはRFIDを利用する必要があります。

IoT Standards: The End Game

IoTで利用される無線規格にはさまざまな側面があり単純化した議論は困難ですが、IoTで必要となる低消費電力での動作という点では、10メートル以下のBluetooth Low Energy、10~100メートルのZigbee、屋外でのNB-IoTという3つのグループにまとまりつつあります。

RFID Journal LIVE! 2019 Report, Part 1(有償記事)

2019年4月2日~4日に開催されたRFID Journal LIVE!には2500人以上の来訪者がありました。イベントの中で行われたプレゼンテーションをご紹介します。

 

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2019/05/03

RFID Journal 抄訳 2019/05/03号

今週もRFID Journal LIVE!で発表された新製品の紹介が続いています。

今週興味深かったのはFEIG Electronics社などが取り組む駐車場での車両管理向けのRFIDリーダー搭載ドローン。パイロット的な事例としては何年も前から出ているものですが、完成した商品として販売できるようになるには時間がかかった、ということでしょうか。

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今週の識者投稿はヘルスケア分野でのIoTの利用。プライバシーやセキュリティ、メンテナンス、倫理的な配慮など、必要な考慮点が列挙されています。この分野、ITスタートアップ的なスピード感と必ずしも噛み合わないところも多いように思うので、記事で指摘された点をきちんと踏まえながら進んでいくと良いなと思います。

なお、元記事はこちらになります。

Mammut Uses NFC for Customer Engagement

スイスのアウトドア用品メーカーMammut社は顧客エンゲージメントのためにNFCを利用しています。同社は製品にSmartrac社のCircus Flex NFC タグを縫い込み、そこに製品・製造情報を格納すると共に、顧客がNFCタグをスマホでタップすると商品情報を表示するようにしています。

New Zebra Reader Promises Real-Time RFID Data Capture

Zebra Technologies社はUHFパッシブRFIDタグによるRTLSソリューションのための天井設置型RFIDリーダー、ATR7000を発表しました。この製品は70センチの精度での即位を可能にするものです。この製品は同社のハンドヘルドリーダーMC3300とともにRFID Journal Awardの最優秀製品の最終選考に残りました。

Push-Button Active RFID Tag Delivers Alerting to Workers, Patients

GuardRFID社はスタッフ識別用の緊急ボタン付きRFIDタグの新製品を発表しました。このタグは通常時にスタッフの位置を確認するとともに、ボタンを押したことがIDと共に通知されます。従来のこの種のタグは大型だったりボタンのデザインが複雑だったりしましたが、新製品ではその点が改善されています。

UHF Reading Drone Tracks Vehicles, Assets

FEIG Electronics社、Tiger Labs社およびCongruex社の3社は屋外駐車場で自動車の在庫管理にRFIDリーダー搭載のドローンを利用するソリューションを開発しました。次の目標として屋内飛行が可能なソリューションが検討されています。

RFID News Roundup

  • RFID Journalが小売とサプライヤー向けのWebセミナーを開催
  • Nedap社とMishiPay社がRFIDとスマホを使ったセルフチェックアウトシステムで提携
  • BluEpyc社が加速度計、温湿度計を搭載可能なBLEビーコンを発表
  • Hazelcast社がIoT、エッジ、クラウドに対応したストリーミングエンジンを発表
  • Dodge Data & Analytics社とTriax Technologies社が建設業界でのIoTによるリスク管理のレポートを発表
  • New Boundary Technologies社とRadio Bridge社が長距離無線センサーのIoT対応で提携

Learn RFID Best Practices from BAE Systems

今年のRFID Journal LIVE!のRFID戦略ワークショップではBAE Systems社がプレゼンテーションを行いました。同社はRFIDの可能性を展示会に出て実物を見て確認し、既存の業務プロセスを分析したうえでRFIDが適用可能な分野を選択しました。他の企業のRFID導入でも参考になるアプローチです。

The Brave New World of Health-Care IoT Is Enticing-But Proceed With Caution

ヘルスケア分野でのIoTの利用にはプライバシーやセキュリティ、メンテナンス、倫理的な配慮が必要になります。この分野のIoT化にチャレンジしようという企業は十分な時間をかけてこれらを検討する必要があります。

UWB Technology Brings Signalization to Turkish Mining Company(有償記事)

トルコの鉱山会社ESAN社は地下での車両やスタッフの識別、所在管理のためにUWBアクティブタグを利用しています。

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2019/04/27

RFID Journal 抄訳 2019/04/26号

先週に引き続きRFID Journal LIVE!で発表された新製品の情報が多くなっています。

今回興味深かったのは特集記事のイギリスのビア樽レンタル会社でのビア樽管理事例。この分野ではLFパッシブタグが主に使われているのですが、この事例ではRFIDパッシブタグを採用。それだけでも新鮮なのに、なんとMojixを使ってRTLSでの管理を行っています。大胆な事例だなぁと思う一方で、Mojixの最新の機能が気になります。

Axzon社のセンサー機能付きUHFパッシブRFIDタグの記事も興味深かったです。初めてこの種の製品を見て衝撃を受けてから、着実に製品は進歩しているのでしょうね。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Goes to the Races

イギリスの競馬場Chelmsford City RacecourseではNFC対応のリストバンドを使った入場券や物販の販売管理を行っています。馬券の購入は対象ではありません。この種のソリューションは音楽フェスなどでは普及していますが、競馬場では目新しいものです。このソリューションはEvent Genius社が提供しています。

RTLS Reader from RF Controls Features Steerable Array Antenna

RFIDベンダーのRF Controls社はRTLS機能を搭載したUHFパッシブRFIDリーダーを販売しています同社のリーダーCS-445Bは天井に設置すると最大90平方メートルの読み取り範囲を持ち、タグの位置を50センチの精度で測定できます。同社はタグベンダーのConfidex社とソリューションの展開で協業しています。

New Short-Range UHF Reader Targets Automotive Suppliers

産業向けセンサーのメーカーSICK社は組み立てラインでの利用を想定した読み取り距離の短いUHFパッシブRFIDリーダーを発売しました。従来狭い組み立てラインでは遠くにあるタグを誤って読むことを防ぐためHFパッシブRFIDが使われていましたが、この製品では読み取り距離や指向性をコントロールすることで誤った読み取りを防止します。

Axzon Adds New Features to Sensing RFID Tag

Axzon社がセンサー機能を持つRFIDパッシブタグの新製品を開発しました。Xerxes-Iタグは1つのタグで最大4つのセンサーをサポートし、暗号化に対応します。Xerxes-IIタグは電力供給を受けてデータロギングに対応します。

RFID News Roundup

  • Primera Technology社がオンデマンドのカラーRFIDラベルプリンタを発表
  • Seagull Scientific社がRFIDやスマートカード向けのラベルアプリを発表
  • Blue Bite社とr-pac International社がRFIDサプライチェーンソリューションで提携
  • Avery Dennison社がインドにインテリジェントラベルソリューションのラボを開設
  • UWINLOC社が産業向けトラッキングタグの製品群を発表
  • PragmatIC社がフレキシブルICで2千万個の受注を達成と発表
  • Eclipse FoundationがIoTデベロッパーのアンケート結果を公表

Networking at LIVE! Is an Additional Benefit

RFID Journal LIVE!に参加する大きなメリットの一つは他のユーザー企業とのネットワーキングです。参加したユーザー企業は同業他社との接触には注意するものの他の業界の企業との接触や情報交換にはとても積極的で、非常に有益な知見を獲得しています。

New Sensor Technology Can Allow for Smarter Presence Detection

現在人感センサーとして主に利用されている焦電体センサーは温度「の変化」を検出するため人間がずっと滞在するような環境での存在検知には適していません。この欠点を克服するため、温度そのものの測定ができるサーモパイルセンサーの利用が始まっています。

RFID Delivers Visibility to U.K. Beer Containers(有償記事)

イギリスでビール樽のレンタルを行うClose Brothers Brewery Rentals社はRFIDを利用した独自の樽管理システムを開発しました。この分野では金属対応のためにLFタグが広く使われていますが、同社は一括読みとりを行いたいと考えてUHFパッシブRFIDを利用することとし、Mojix社のSTARflex RTLSシステムとHID Global社の金属対応タグを採用しました。

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2019/04/19

RFID Journal 抄訳 2019/04/19号

RFID Journal LIVE!の開催を終えて、ということで商品紹介の記事が多い号でした。特にUHFパッシブ製品はこのイベントに合わせて戦略商品を出してくるので読みごたえがあります。

そんな中で目に留まったのはAvery Dennison社の水分・金属対応タグ。製品としては珍しいものではなくなりましたが、ターゲットのユースケースが化粧品の個品管理とのことで、いよいよ特殊タグがこの価格帯に降りてきたか、と思います。日本のコンビニ、ドラッグストアでの導入の議論にも影響がありそうですね。

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なお、元記事はこちらになります。

California City Brings IoT to Buses

カリフォルニア州モンテベロ市は市バスの防犯カメラの情報を位置情報と共に監視するためのIoT対応のシステムを導入しました。

New Chip Offers Greater Memory, Sensitivity at Lower Price

Alien Technology社がUHFパッシブRFIDチップの最新モデルHiggs 9を発表しました。従来製品からコスト削減、感度上昇などのベーシックな改善が行われているほか、メモリ領域が拡大されています。同製品は96ビットのEPCメモリと688ビットのユーザメモリを搭載しています。

New On-Metal Tags Target Food, Beauty, Small Products

Avery Dennison社は水分や金属の存在下で読み取りができる2種類のUHFパッシブRFIDタグを発表しました。AD-456u8のサイズは2.52インチ× 0.236インチで、化粧品へのタグ付けに利用することが想定されています。AD-454r6-Pのサイズは2.75インチx 0.75インチです。

RFID Journal Announces Winners of Its 13th Annual Awards

第13回のRFID Journal Announcesの受賞者が発表されました。小売り分野ではGrupo Boticario社、製造分野ではBAE Systems社、サプライチェーン分野ではHP社がそれぞれ受賞しました。

Waste-Management System Cleans Up With UHF RFID

ヨーロッパの廃棄物収集業者Compta社はRFIDを利用して廃棄物回収容器の管理を行なっています。同社は長くLFパッシブタグを利用してきましたが、読み取り効果に優れるUHFパッシブタグへの切り替えを進めています。

HyWEAR Puts RFID, Bar-Code Reading in Users' Hands

RFIDメーカーのFeig Electronics社は手袋型のRFID/バーコードリーダーHyWEARを開発しました。航空手荷物や小包などではRFIDとバーコードの併用が想定されており、HyWEARはこのような用途に対応できます。HyWEARの価格は1800ドルです。

RFID News Roundup

  • Smartrac社と4E Antenna社がRFID製品のサステナビリティーでパートナーシップを締結
  • Fleetilla社とPolte社がサプライチェーン機器のビジビリティで協業
  • Inseego社がギガビットエッジルーターを産業向けIoT製品ラインナップに投入
  • 産業向けIoT企業のDataOnline社がAnovaにブランド名変更
  • FIME社がNFCフォーラムの認証サービスを日本で開始
  • LoRa AllianceとDLMS User Associationが電力向けにIoTサービスを開始

Thoughts on RFID Journal LIVE! 2019

今年のRFID Journal LIVE!では出展や契約などの分野で大企業が活発であった一方で、小規模出展社は会社数やスタッフ数でわずかに減少となりました。これはRFID市場の成熟を受けて小規模で一回限りのRFID導入案件が減少傾向にある影響を受けているのかもしれません。

The Smart Money Is on the Sensors

各種の調査会社はコネクテッドカーの販売台数が数年以内に急増するという予測を出してます。コネクテッドカーの拡大はIoTやRFIDにとって大きなビジネスチャンスを意味します。

Grupo Boticario Plans RFID Deployment(有償記事)

ブラジルの化粧品SPAメーカーであるGrupo Boticario社はRFIDのパイロットを実施しています。このパイロットは店舗とサプライチェーンでの商品管理を対象としたもので、コンサルティング会社のEYが導入を支援しました。

 

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2019/04/13

RFID World Watcher Monthly March 2019

RFID Journal LIVE!の開催を目前に控えたタイミングで、ハードウェアやソフトウェアの新製品関連記事が多数掲載された月でした。NFCやBluetoothの新規格の記事もあり、盛りだくさんです。

RFID World Watcher Monthly March 2019(PDF形式、245KB)

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2019/04/07

RFID Journal 抄訳 2019/04/05号

今週興味深かったニュースはImpinj社の新モデルUHFパッシブRFIDチップ、M700。昔は新チップの発表ごとに大幅に性能が向上し、困難だったユースケースに対応できるようになってきましたが、数年前から一般的なユースケースではチップの性能が問題になることは少なくなり、自然と話題も少なくなってきました。今回は14年ぶりの核心だそうで、内容に期待しています。

今週の編集後記は「RFIDベンダーにコンタクトする前に準備しておくと良い情報」。とても実践的で役に立つ内容ですので、ぜひ元のページを読んでみてください。

なお、元記事はこちらになります。

New IC Design Promises to Enable Trillions of RFID Tags

Impinj社は新しいUHFパッシブRFIDチップM700を開発したと発表しました。M700チップは同社にとって2005年の最初のEPC UHF RFIDチップMonzaシリーズ以来の大規模な技術革新であり、従来よりも小型で高機能なRFIDタグの製造を可能にします。M700チップはRFID Journal LIVE!の会場でデモが実施されます。

RFID Tracks Antenna Health for Radio Networks

無線機器メーカーのComba Telecomは緊急無線機のアンテナの状態を確認するためにRFIDを利用するソリューションを開発しました。同社のアンテナは警察や消防などが建物の中で活動を行うために利用され、ビルの持ち主によって設置されますが、通常は使用されないため故障が発生しても気づきにくいという問題があります。同社のソリューションはアンテナごとにUHFパッシブRFIDタグを貼付しアンテナが正常に動作していない場合には読み取りに応答しないことで故障を検出できるというものです。

HP Brazil Integrates RFID With Smart Packaging

HP Brazilは2019年のRFID Journal Awardsに応募したケーススタディーの内容を発表しました。このソリューションは、商品のパッケージを印刷し、製品ごとに一意のIDを電子透かしとしてパッケージ印刷に埋め込むこと共に、そのIDをRFIDラベルと連動させるというものです。

IoT Lets Buildings Talk About Their Health

WiseState社は有線・無線ネットワークを用いて空調システムを監視するためのソリューションBopstemを提供しています。このシステムではスマホのチャットアプリを用いて機器の情報を取得することができます。Bopstemの第一号ユーザーはロンドンのホテルHyatt Regency London-The Churchillでした。

RFID News Roundup

  • JADAK社がプラグアンドプレイ対応のRFIDリーダーを発表
  • タンザニアが電子入管ソリューションにHID Global社のソリューションを採用
  • Smartrac社のRFID製品がバイアメリカン法に対応
  • Berntsen International社が地下のRFIDタグ読み取りについてアメリカの特許を取得
  • GlobalPlatform社とTrusted Platform AssociationがIoTのエコシステムで提携
  • L-SPARK社、TELUS社、BlackBerry社およびSolace社がカナダのIoTアクセラレーターを設立
  • FogHorn社がモバイル機器向けのIoTエッジソリューションを発表

Helping Solution Providers Help You

RFIDベンダーに見積もりを依頼する際には以下のようなものを準備しておくと精度の高い見積もりを素早く受け取ることができます。タグの貼付対象の写真、ポータルやドックドアの写真、作業をしている様子の動画、施設の寸法、施設で稼働している他の無線機器の情報。

From Ice Cream to Organs: Five Unusual Items Tracked by the IoT

IoTを用いたトラッキングは様々な分野で利用されています。アイスクリーム、温度管理が必要な医薬品、試験問題、遺体などがあります。

Hackensack Meridian Health Expands BLE Wayfinding to Jersey Shore(有償記事)

ニュージャージー州の病院運営企業Hackensack Meridian HealthはBLEを用いた患者のナビゲーションシステムを導入しました。病院の中で患者が迷子になることは患者の満足度を下げるだけではなく診療の効率も悪化させることになるため、同社は病院の建物の中で使えるナビゲーションシステムを探していました。このシステムはConnexient社の製品です。

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2019/03/30

RFID Journal 抄訳 2019/03/29号

RFID Journal LIVE!が近づいてきたため製品の記事が増えてきました。

今週面白いなと思ったのはThingMagicの新型UHFパッシブRFIDリーダー。組み込み用の小型モジュールなのですが、マイクロプロセッサーを搭載しており読み取り条件をプログラミングできます。ユーザーから「自分たちはRFIDのプロになるつもりはない」という要求を受けて開発したものだそうで、RFIDのコモディティ化は着実に進んでいるんだなと感じました。

El6e1

Citizens Reserve社はRFIDとブロックチェーンを組み合わせたサービスプラットフォームも興味深かったです。トライアルを行っている企業があるそうで、ユーザー視点で具体的に利益が出ることを想定しているのでしょうか。

なお、元記事はこちらになります。

Myer Achieves Near-100 Percent Inventory Accuracy With RFID

オーストラリアの百貨店チェーンMyer社は店舗での商品管理にRFIDを導入しています。同社は電子製品を対象としたトライアルを昨年実施し、ほぼ100パーセントの在庫精度の達成と売り上げの上昇、棚卸作業時間の短縮などの成果が出たため、対象商品と導入店舗の拡大を進めています。導入したのはCheckpoint Systems社のUHFパッシブソリューションです。

RFID Module Brings Autonomy to Reader Installations

RFIDメーカーのJADAK社はUHFパッシブRFIDリーダーの新製品ThingMagic EL6eを発表しました。この製品は単体で読み取りデータを処理するためのマイクロプロセッサーを搭載しており、事前にプログラミングされた条件を元に読み取りイベントの通知を行うことができます。同社はこのモジュールにUSBインタフェースを搭載したエンドユーザ向け製品ThingMagic Elaraも発売する予定です。

Blockchain Platform Leverages RFID Solution for Inventory Management

Citizens Reserve社はRFIDとブロックチェーンを組み合わせたサービスプラットフォームSUKU Ecosystemを提供しています。同社のプラットフォームはSmartrac社のCOSMOSソフトウェアを利用しており、家畜業界がトライアルを実施中です。

Simon AI Provides Turnkey IoT Solution With BLE

BLEベンダーのKontakt.io社はプラグアンドプレイに対応したIoTプラットフォームの提供を開始しました。このプラットフォームはIoTテクノロジーの導入経験が無くサブスクリプション契約を利用したい中小企業を対象としたもので、倉庫や医療施設でトライアル導入が行われています。

RFID News Roundup

  • Zebra社がフィールドオペレーションに関する調査結果を公表
  • Muhlbauer社とPragmatIC社がRFIDの製造ソリューションで提携
  • NeWave Sensor Solutions社とSmart Label Solutions社がRetail CIO Outlookの注目企業に選定
  • iDTRONIC社がHF-NFC RFIDパネルリーダーを発表
  • Teslonix社が分散RFIDリーダーシステムの商用化パートナーを募集
  • Semtech社がLoRaを用いたクラウド位置システムを発表
  • Accruent社とTridium社が不動産・工場向けのIoTパートナーシップを締結

A Tool to Match Buyers and Sellers

RFID Journal LIVE!では参加者が自分の目的に合ったベンダーを検索して製品の詳細を調べたりメールを送信したりすることができるツールRFID Connectを提供しています。

The IoT and Near-Real-Time Retail Personalization

スマホを用いた顧客の屋内外での位置の取得、商品に貼付したRFIDタグを用いたパーソナライズされた情報提供などの新たな顧客体験を提供する技術は、未来の存在ではなく現時点で既に利用可能です。

Lockheed Solution Tracks Fighter Jet Parts Around the World(有償記事)

Lockheed Martin社はF35戦闘機の部品の所在管理をRFIDで行っています。同社が利用しているのはCuro International社の製品で、433MHzアクティブタグ、GPS、携帯電話と衛星電話の通信機能を搭載しています。

 

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2019/03/25

RFID Journal 抄訳 2019/03/22号

本当は先週末に配信するはずだった記事です。遅くなり申し訳ありません。


今週興味深かった記事は様々な家具をIoT対応にするためのキットNode-ify。センサーと通信モジュール、そして通知の条件を設定できるクラウドアプリの組み合わせで、特別難しい技術は使っていないと思うのですが「こういうの欲しかった」といくワクワク感があります。本格的にビジネスになるにはエコシステムが成立することが必要でしょうが…。


Nodeifyweb


衣服に直接貼付できるテキスタイルRFIDタグの記事も興味深かったです。このジャンルでも着実に技術進歩が進んでいるんですね。ただ糸そのものをタグにしたりとか、技術的にはもうちょっと進歩する余地があるような気もします。


なお、元記事はこちらになります。


Textile Label Launch Includes Dual NFC-UHF Functionality, Printing Machines


Textrace社は衣服に直接貼付できるテキスタイルRFIDタグを製造しています。テキスタイルタグには、販売後も自然に衣類の中に存在できる、スペース的な制約が少ないためUHF-NFCデュアルタグのような大型のタグを性能を犠牲にせずに実現しやすい、などのメリットがあります。


HID Global, Mist Systems Bring BLE to RTLS Deployments


HID Global社はMist Systems社と提携し、BLEビーコンを用いたRTLSシステムを提供しています。このソリューションは従来のソリューションよりも低コストであることを特徴としており、緊急呼び出しボタンを搭載しています。このソリューションの主な導入先はヘルスケア業界です。


RFID Blockchain Demo at LIVE! 2019


オーバーン大学RFIDラボはRFID Journal LIVE! 2019でサプライチェーンでのRFIDとブロックチェーンを組み合わせたデモを展示します。


RFID Technology Companies Team for Product Development


スタートアップ企業のSensThys社はMicroelectronics Technology Inc.社と提携して新製品を開発し、RFID Journal LIVE! 2019で発表します。両社は具体的な内容をまだ公開していません。


Node-ify Brings IoT to Homes at Low Cost


スタートアップ企業のPalo Alto Innovation社は様々な家具をIoT対応にするための製品Node-ifyを開発しました。Node-ifyは温度や湿度、光、加速度など様々なセンサーを搭載可能で、BLEとLoRaで通信します。利用者は用途ごとに必要なセンサーを選んでNode-ifyに接続し、通知すべき条件をプログラミングすれば、その条件を満たしたときに信号がゲートウェイに送られます。


RFID News Roundup



  • Honeywell社が提携ベンダーの製品も扱うオンラインストアを開設

  • Smart Packaging Solutions社が支払いカード製造を簡略化できるプレラミネートを発表

  • ADLINK社がIoT対応ソリューションでGoogle Cloudと提携

  • Packet社がMicrosoft Azure対応の自動化IoTサービスを発表

  • C3社がエンタープライズAI向けの開発環境を発表


Think About RFID Strategically


RFIDは工具の管理だけに利用することもできますが、自社の戦略優位を追求するために活用することもできます。RFID Journal LIVE! 2019では戦略的活用法についてのセミナーが開催されます


The IoT and Near-Real-Time Retail Personalization


スマートフォンから取得できる顧客情報や位置情報、商品に貼付されたRFIDタグなどを用いて、完全にパーソナライズされたリアルタイムのプロモーションを行うことができます。これは未来の話ではなく、現在普及している技術で実現可能なものであり、企業は可能な限り実現に取り組むべきです。


IoT Monitors Human Behavior in Carbon-Neutral Building(有償記事)


カナダで最近建設されたゼロエミッションビルディングのEvolv1ではIoT技術を用いた各種のモニタリングが行政と民間の研究者によって行われています。利用されている通信技術はeleven-x社のLoRaWANです。

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