2017/03/20

RFID Journal 抄訳 2017/03/17号

今週はZebraとArubaという2つの大手企業が公開したIoTの導入予測についてのレポートが記事になっていました。本体はまだ読めていませんがどこかで時間をとって読み比べてみたいと思います。

Avery DennisonとRochambeauがコラボで提供したNFC対応ジャケットBright Bmbr、期間限定でもう販売は終了したようですが、手に入れてみたかったですね。ナイトクラブやファッションショーの入場券になるなど、あえて特別感をプロモーションの中で狙った意図が気になります。

Zebra Technologies Research Says Most Retailers Globally Indicate IoT Plans, Including RFID

Zebra Technologies社は2021年に向けた小売業の新技術導入予測レポート「Retail Vision Study」を公開しました。このレポートは世界の小売業界の意思決定者1,700人を対象としたアンケートに基づくものです。RFID関連では、IoT技術を用いたビジビリティや顧客サポートが導入されるという回答は70%、サプライチェーンビジビリティへの導入は72%などです。

Fresno Medical Center Uses RFID Technology to Revamp Parking Access

カリフォルニア州フレズノ市の病院Community Regional Medical CenterではRFIDを利用した駐車場入退場システムを導入しました。同病院では以前からRFIDを用いたシステムを導入していましたが、従来のシステムの信頼性が欠けていたため、TagMaster North America社の2.4GHzアクティブタグを用いたシステムに変更したものです。

Smart Jacket Accesses Gifts and Promos With NFC

Avery Dennison RBIS社とEVRYTHNG社はジャケットにNFCタグを埋め込んで各種のイベントチケットに利用するトライアルを実施しました。両社はニューヨークのファッションブランドRochambeauと共同でBright Bmbrというジャケットを発売し、NFCタグでナイトクラブへのアクセスやレストランの特別予約、Rochambeauのファッションショーへの入場を可能にします。NFCタグはジッパー付きの袖口のポケットに収納され、ユーザーはNFCタグか印刷されたQRコードを使ってスマホでユーザー登録を行うことができます。

RFID Detects Workloads of Bumblebee Foragers

アリゾナ大学の研究者はマルハナバチの採蜜行動の分析のためにRFIDを利用します。利用したのはMicrosensys社のISO 15693互換HFタグです。

RFID Journal LIVE! 2017 to Feature Eight Preconference Seminars

5月9日~11日にアリゾナ州フェニックスで開催されるRFID Journal LIVE!では8つのプレカンファレンスイベントが開催されます。開催されるのはItem-Level Retail and Apparel Workshop、RFID in Energy, Mining & Construction、RFID for IT Professionals、 RFID for Warehouse and Inventory Management、Packaging and Label Converter Workshop、Managing Medical Devices via RFID、Bluetooth Beacon Application Workshop、RFID Journal Universityです。

CEITEC Receives Certification for e-Passport Chip

チェコのCEITEC社はe-パスポートで利用されるチップの認証を受けました。同社のチップはブラジルのパスポートに採用されています。

New Study Examines Mass Adoption of IoT Technology

Hewlett-Packard Enterprise社のネットワーク製品子会社ArubaはIoT導入レポート「The Internet of Things: Today and Tomorrow」を公開しました。このレポートはIoT導入の現状と未来について20ヵ国の従業員500名以上の企業で働く意思決定者3,100人のアンケートをもとに作成されたものです。このアンケートによると、回答者の85パーセントが2019年までにIoTを導入する計画を持っていますが、IoTが自分のビジネスにどの程度の影響を与えるかはほとんどの回答者が確信できておらず、また約半数の回答者がコストやメンテナンス、既存システムへの統合のそれぞれについて不安を持っていることが判明しました。

RFID News Roundup

  • Alien Technology社がUHF RFIDリーダーの新製品を発表
  • Metalcraft社が小型の長距離読み取りタグを発表
  • AsReader社がスマホ接続式のRFIDリーダーを発表
  • Smartrac社が小売り向けのRFID/IoTソリューションを発表
  • Checkpoint Systems社が店頭ビジビリティ向けのRFIDラベルの新製品を発表
  • Swatch GroupがIoT向けの小型Bluetoothチップを製造
  • STMicroelectronics社が長距離読み取り向けのNFCタグ用チップを発表

The Value of Attending RFID Journal LIVE!

RFID Journal LIVE!は、3日間に渡って集中的に展示や講演に触れることができ、その参加者と直接質疑応答を行うことができるため、オンラインよりはるかに深く効率的な情報収集を行うことができます。

Taking the LEAP

EUの補助金を受けた製造業支援プロジェクトLinkedDesignは、製造業のライフサイクルでデータを共有するためのプラットフォーム Linked Engineering and Manufacturing Platform (LEAP)を開発しました。

Beacons Bring Little India History to Singapore Visitors and Residents(有償記事)

シンガポールのリトルインディアではBluetoothビーコンを用いて訪問者のスマホに情報配信を行っています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2017/03/19

RFID Journal 抄訳 2017/03/10号

今秋目を引いた記事は三重大学病院とサトーの病院でのトライアルの話。こういう記事を取り上げてくれると日本人としては励みになりますね。

フィッシャーズ市のインキュベーション施設IoT Lab-Fishersの話も興味深かったです。同市はインディアナ州にある人口9万人の街で、地元の企業、大学と組んでこの施設を立ち上げたとか。アメリカもすべての土地がシリコンバレーというわけではありません。応援したいし、日本にどのような教訓があるか見ていきたいと思います。

あと、ソリューションそのものの話ではないのですが、ドイツのBLEソリューション会社のConichiwaという名前にウケました。親会社がConichiという名前で、それに「コンニチワ」を引っ掛けたようですが…。

RFID-enabled Fuel-Monitoring System Connects to the Internet of Things

Fluid Management Technology社は構内作業車向けの給油ステーションの認証・記録を自動化するソリューションSmartFill GEN 2を開発しました。このソリューションはユーザーの認証をICカード・キーホルダーで行うものです。

Japanese Hospital Trials UHF Patient Wristband

三重大学病院とサトーはUHFパッシブタグがペースメーカーなどに干渉しないことを確認するトライアルを実施しています。サトーは従来HFパッシブタグを貼付したリストバンドをこの用途に使ってきましたが、読み取り能力の向上のためUHFパッシブタグを利用しようとしています。

City Launches IoT Lab for Technology Innovation

インディアナ州のフィッシャーズ市はIoT企業を対象としたインキュベーション施設IoT Lab-Fishersを設立します、同施設の入居費用は年千ドルで、対象とする領域はアイデアソン、クラウドデータ、エッジハードウェア、プロダクト開発です。同市にはいくつかのIT企業が拠点を置いており、その一社のClearObject社が中核テナントとなります。

Gooee, Lumicenter Lighting Bring IoT Platform to Brazil

IoT技術を用いた調光ソリューションを販売するGooee社は、Lumicenter Lighting社と提携してブラジルに進出します。Gooee社のソリューションはLED電灯とBluetoothビーコンを統合したもので、Bluetooth経由でのLEDの高度な管理とともに、Bluetoothをビーコンとして利用する機能を提供します。

New Beacon Company Brings Intelligence to In-Flight Entertainment, Banks

ドイツのベンチャー企業conichi社はホテル向けBLEソリューションを販売しています。同社はホテル事業の成功を受け、旅客機の機内システムや銀行、小売りなどの他業種への展開を目指す子会社、Conichiwa社を設立しました。

RFID News Roundup

  • NXP社が自動車メーカー向けにNFC技術を提供
  • Michelin社が車両管理向けにトラック用タイヤにRFIDタグを貼付
  • Taoglas社が5Gアンテナのシリーズを発表
  • iDTRONIC社がRFID対応のタブレット、モバイル機材を発表
  • Schreiner PrinTronics社がプリンテッドRFIDのセンサプラットフォームを発表
  • MetraLabs社がヨーロッパの展示会にRFID棚卸ロボットTORYを出展

The Internet of Things: A Four-Lens Perspective

従来Internet of Thingsという言葉は広い範囲を指すバズワードとして利用されてきましたが、小型の通信デバイスが増えるにつれてそのような大まかな定義の意味がなくなりつつあります。今後は、「市場」「デバイス」「利用者」「ソリューション」という4つの視点に基づいて具体的に分析を行っていく必要があります。

Swedish Wood Companies Join Trafikverket With RFID Rail Deployment(有償記事)

スウェーデンの交通公社は管理する貨車のモニタリングのために車両にUHFパッシブタグを、線路沿いにリーダーを設置しています。スウェーデンの林業組合はこのソリューションからデータを受け取り材木のトラッキングを行っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/03/07

RFID World Watcher Monthly January/February 2017

1月は年末年始の関係で本誌の配信が2回しかなく、特集記事のネタもなかったので1月号と2月号の合併号としました。ご了承ください。掲載した記事はそれなりにバランスが取れた内容になりました。

RFID World Watcher Monthly January/February 2017 (PDF形式 219KB)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/03/03

RFID Journal 抄訳 2017/03/03号

今週興味深かった記事はオーストラリア銀行協会がiPhoneのNFC機能の開放をAppleに求めている件。正直、AppleがNFCの抱え込みにここまで拘る理由がよく分かりません。記事にもある日本での動向を考えるとなおさらです。日本以外の海外では今踏ん張れば将来の市場を抱え込めると思っているのでしょうか?

有識者投稿は、というか今週はパブリシティですが、Z-Waveという会社のスマートホーム向けIoT機材のセキュリティプラットフォーム。製品の性格からすると、企業が個別に提供するよりオープンなプラットフォームとして最初から標準化されて進むほうが良いと思うのですが、難しいのでしょうね。

なお、元記事はこちらになります。

West Virginia Clinic Cuts Patient Wait Times With RFID

ウエストバージニア州の病院Davis Health Systemでは患者とスタッフのモニタリングにRFIDタグを利用し、分析の結果待ち時間を10分弱まで削減しました。導入したのはStanley Healthcare社のAeroScout Patient Flow Solution with MobileView Analyticsソリューションです。

Australian Banks Challenge Apple's Closed NFC

オーストラリアの銀行協会ACCCはiPhoneのNFC機能の開放をAppleに求めています。同協会は従来Apple Payの機能の一部の開放を求めていましたが、Appleの同意を得られなかったためNFC機能への直接アクセスに要求を切り替えました。

RFID Tracks Blood for Pediatric Transfusions

ウィスコンシン州血液センターでは子供用の血液パックの管理にRFIDを利用するパイロットを実施しています。採用されたのはHFパッシブタグで、Fresenius Kabi社がソリューションを開発しました。

Cisco Sees RFID Maturity at the IoT's Core

ブラジル国立経済社会開発銀行はIoT普及のために6億円の基金を拠出します。この基金の用途として外国企業との連携があり、Cisco社はIT分野でRFID技術をベースにしたIoTの活用を提案しています。

Brazilians Bet on IoT at Work

ブラジルで実施されたアンケートによると、職業人の81パーセントが今後5年の間に自分の職場にIoTが入ってくると考えているが、現在の職場環境が十分に対応できていないと考えるひとが47パーセントに上りました。このアンケートはDell社とIntel社がスポンサーとなり実施したものです。

RFID News Roundup

  • Zebra Technologies社が病院向けのハンドヘルドリーダーを発表
  • STMicroelectronics社が非接触決済向けとIoT向けにNFCチップを発表
  • Brady社とVizinex RFID社が航空機向けタグで提携
  • AiRISTA Flow社とConexus社が共同で軍病院にRTLSソリューションを導入
  • 深セン創新佳がRFIDラベルの新製品を発表
  • iSEEK社がRFIDタグのメモリに格納できる形状コードShapeIDを発表
  • Juniper Systems社がMesa 2業務用タブレットにUHF RFIDリーダーを搭載

Why We Give Awards to End Users

RFID Jouranal Awardはユーザー企業を対象としたものであるため、SIベンダーが導入企業名を匿名にして応募することができません。このような制度になっている理由は、RFIDを導入して利益を生み出している立場の企業に注目することが普及にために有益だと考えるためです。

In the IoT Smart Home, Hack-Proof Security Will Be the Differentiator

昨年秋に発生した史上最大のDDoS攻撃ではベストセラーだが不適切なセキュリティ設定をされたIP監視カメラが主要な踏み台になったことが分かっています。スマートホーム向けIoTデバイスのセキュリティ設定はますます重要になりますが、必要なセキュリティレベルを確保することはメーカーにとって大きな負担となります。Z-Wave社はこの問題を解決するためのプラットフォームS2を提供しています。S2は、PINやQRコードを使った設置時のペアリングや、AES暗号化、TLSトンネリング技術などにより、盗聴、中間者攻撃、総当たり攻撃などの主要なハッキング手段からの防御を提供します。

Reforestation Project Uses RFID Data for Forest Analytics(有償記事)

ビャクダンやコアの木の保護を行うNPO団体Hawaiian Legacy Hardwoodsは苗木の管理のためにRFIDを利用します。同団体では植木鉢で育てているときは鉢に刺したUHFパッシブタグで、植樹した際にはタグを読み取ってGPS情報とリンクさせることで、木々を個別に管理します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/22

RFID Journal 抄訳 2017/02/22号

今週は地味な記事が並びました。5月のRFID Journal LIVE!に向け、各社ともネタを出し惜しみはじめたのでしょうか。

興味深かった記事はジューサーの部品にNFCタグを取り付けて安全管理と自動設定を行うものです。こういう使い方は非純正部品を排除する役にも立ちますし、今後増加していくのかどうかが気になります。

電子ペーパーとNFCを搭載したタグの話も興味深いです。アクティブRFID技術ではなくNFCを使うのは電子ペーパーの低消費電力を活かすためという趣旨ですが、それでも最低限の電池は必要なわけで通信部分をBLEにしても大差ないように思いますが…。

なお、元記事はこちらになります。

Researchers Testing RFID for Protecting Endangered Plants

イギリスのケント大学の研究者は南アフリカで絶滅危惧種のソテツが自生場所から盗まれるのを防ぐためにRFIDを利用します。利用されるのはUHFパッシブタグで、耐タンパリング処理をしたネジに封入されてソテツの茎に埋め込まれます。

Vitamix Adds RFID to Its Food Blenders

家電メーカーのVitamix社はジューサーの安全利用のためにNFCを採用しました。ジューサーのブレードとカップにNFCタグを、台にリーダーを取り付け、ブレードとカップが対応しない場合には動作しないようにし、対応する場合には設定されたモードで動作するようにします。

BLE Eavesdrops on Machine Health With Augury System

ベンチャー企業のAugury社は空調機器の稼働監視機材にBluetoothを採用しています。同社は空調機器の稼働状況を後付けで監視するための超音波センサーを販売しており、従来はUSB経由でハンドヘルド端末にデータを吸い上げていましたが、新たな製品ではBluetooth Low Energyを使って通信を行うようにしました。また、ハンドヘルド端末にセンサーを簡単に登録するためにNFCも利用しています。

County College District to Track 90,000 Assets With RFID

テキサス州の大学連合Dallas County Community College Districtは機材管理のためにRFIDを利用しています。導入したソリューションはRadiant RFID社の製品で、UHFパッシブタグとハンドヘルドリーダーで管理を行います。

RFID News Roundup

  • IDTronic社が回転式改札口対応のRFIDゲートリーダーを発表
  • Nedap社が防水・耐久タイプのRFIDタグを発表
  • Invengo社がリネン向けの薄型UHFタグを発表
  • Rauland Responder社とVersus Technology社が病院向けにナースコール/RTLS統合ソリューションを発表
  • Socket Mobile社がコンタクトレスリーダーの製品ラインを拡張
  • Technavio社がヘルスケア分野でRTLS市場が急速に拡大すると予測

Combining E-paper and NFC RFID Technologies to Enhance Medical Asset Management and Tracking

電子ペーパーとNFCを組み合わせたタグは医療器材のトラッキング分野で非常に有益です。

U.S. Patent and Trademark Office Tracks IT Assets(有償記事)

アメリカ特許庁は庁内の機材管理のためにRFIDを導入しました。利用しているのはUHFパッシブタグで、器材12万個弱に貼付し、固定リーダーとハンドヘルドリーダーを組み合わせて読み取りを行っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/16

RFID Journal 抄訳 2017/02/16号

今週興味深かった記事はスズケンのRFID対応医薬品流通管理ソリューションCubixxの導入です。調べてみたら日本でもプレスリリースが出ていたのですが当時は記事になっていなかった気が…。日本ではあまりニュース性が無かったということでしょうか。

RFIDに対応した義手もへぇーと思った記事です。技術的には必ずしもスマートではないのでしょうか、こういうアプローチで現時点での技術的な課題の解決になるのなら、それはとても良いことではないかと思います。

なお、元記事はこちらになります。

Suzuken Group Deploys RFID-Enabled Coolers for Drug Tracking

日本の製薬会社スズケンはAmerisourceBergen社のRFID対応医薬品流通管理ソリューションCubixxを導入しました。このソリューションは温度センサー付きUHFタグを貼付した専用通い箱を利用するものです。

Infinite Biomedical Technologies Releases HF Version of RFID-Enabled Prosthetic Hand With Locking Capability

Infinite Biomedical Technologies社はRFIDに対応した義手を開発しています。この製品では患者が義手で握る可能性のあるものにRFIDタグを取り付け、タグの読み取り情報を元に握り加減を調整します。従来はLFタグを利用していましたが、より高速な読み取りのためにHFタグを利用した製品の評価が進んでいます。

Asian Art Museum Enhances Visitor Experience With BLE Beacons

サンフランシスコの美術館Asian Art MuseumはRFIDを利用した様々な顧客体験に取り組んでいます。1年前に来訪者ごとにカスタマイズした展示情報を提供するためにBluetoothビーコンを導入したほか、現在は顧客の持つRFIDタグを読み取ってダイナミックに展示を切り替える機能を実現しようとしています。

Prime Vision to Offer RFID-enabled Packaging System

ThinFilm社とPrime Vision社は共同でRFIDに対応したスマートパッケージシステムを提供します。このソリューションはe-コマースでの利用を想定するもので、ThinFilm社のOpenSense、SpeedTapの両NFCタグをパッケージに貼付することで、顧客が荷動きの情報や商品情報などをNFC対応のスマホで読み取れるようにするものです。

RFID News Roundup

  • サトーヘルスケアが三重大学病院とRFIDリストバンドで提携
  • Datalogicm社がリーダーと温度ロガーの新製品を発表
  • MSS Software社が過酷環境向けのモバイルリーダーを発表
  • TagMaster社がアクセス管理用の小型UHFリーダーを発表
  • Imec社がプラスチックのNFCタグを発表

RFID Consortium Brings Order to UHF Patents

Convergence Systems社がUHFパッシブRFIDのパテントプールRFID Consortiumに参加しました。これはRFID業界の成熟を示す出来事です。

Developing the Backbone of the Internet of Things

一般的なIoTデバイスは低機能・低価格になることが予想され、メーカーがSoC(system-on-a-chip)のために巨額の投資を行っていては割に合いません。このようなデバイスには複数の部品をパッケージ化するSiP(system-in-a-package)というアプローチのほうが適しています。

RFID Predicts Eruptions for Nicaraguan Volcano(有償記事)

ニカラグアの火山Masayaでは噴火活動の監視にRFIDタグが利用されています。これはQwake社の製品で、900MHzアクティブタグでセンサーネットワークを構成し、太陽電池で駆動、各種のセンサーを搭載して観測データを送信します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/10

RFID Journal 抄訳 2017/02/10号

今週興味深かったのは編集後記。NRFのBig Showで大手SIベンダーがRFID関係の展示を今年から再開したという話です。今後のRFIDの普及のためにはホールプロダクトが重要であることを考えると、こういう動きは心強いですね。

もう一つ気になったのはインドのシャツメーカーが作る袖口にNFCタグを埋め込んだシャツ。44ドルだそうで、機会があれば仕立ててみたいなぁ。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Stacks Up for Paper Roll Management

サウジアラビアの製紙会社Arab Paper Manufacturing社は製造した紙ロールの倉庫内での管理にRFIDを利用しています。利用しているのはUHFパッシブタグです。

Food Company Pilots UHF RFID to Enhance Pig Life History

ドイツの食品メーカーTonnies Livestock社は豚の成育のトレーサビリティーのためにRFIDを利用しています。利用しているのはUHFパッシブタグで、耳に取り付けるタイプの製品です。

Arvind Uses RFID to Smarten Up Arrow Dress Shirt

インドの衣料メーカーArvind社は、左手の袖口にNFCタグを埋め込んだシャツArrow Smart Shirtを販売しています。NFC機能を内蔵したスマホで袖口を読み取ると、名刺データをダウンロードしたりSNSにアクセスしたりすることができます。シャツの価格は44ドルと、インドの通常のシャツの価格と同等です。

DynaLogger Provides UHF RFID Temperature and Moisture Tracking

ブラジルのDynaLogger社はUHFセミパッシブタグを用いた冷蔵貨物監視用のタグDynaLoggerを販売しています。このタグはEM Microelectronic社のUHF RFIDチップEM4325を採用しています。タグの価格は25ドル以下です。

LIVE! 2017 to Feature RFID Professional Institute Certification and Fast-Track RFID Training Course

5月9日~11日にアリゾナ州フェニックスで開催されるRFID Journal LIVE! 2017では同時開催コースとして教育ベンダーRFID4U社が提供するRFID Professional Institute試験向けのコースが提供されます。コースの最後には受験がセットされ、海上で認定を受けることが可能です。

RFID News Roundup

  • Identiv社が入館証向け高セキュリティHFタグを発表
  • Vizinex RFID社が複数の表面向けに超不可能なタグを発表
  • Keonn Technologies社がクロスセリング向けのインタラクティブディスプレイを発表
  • Microsoft社がブロックチェインを利用した物品トラッキングプロジェクトを提供
  • Red Ledge社がRFIDとIoTに対応したオープンなアセット管理システムを発表
  • Bristol ID Technologies社が経営陣を拡張

Observations from NRF's Big Show, Part 2

先日開催されたNRF Big ShowではRFIDの認知が着実に回復していることが感じられ、一時はRFID関連の展示を取りやめていたIBMやSAP、Microsoftなどの大手ITベンダの展示ブースにもRFID関連の展示品が見かけられるようになりました。ですが、RFIDに何ができるか、どのようなソリューションに必要かについての知識はまだ十分に広まっていません。

FCC to IoT Device Vendors: Implement Cybersecurity Now or We May Force You To

最近のIoT機器を用いた大規模サイバー攻撃を受け、アメリカの連邦通信委員会はIoTベンダーを対象としてセキュリティを満たすIoT機材に対するインセンティブと法的な規制を導入するというホワイトペーパー「Cybersecurity Risk Reduction」を公表しました。

Erste Group Banks on RFID(有償記事)

オーストリアの銀行ErsteはNFCリストバンドやステッカーを用いた決済サービスを提供しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/05

RFID World Watcher Monthly December 2016

今月の特集記事は2016年のRFID十大ニュース。今年の展開が気にかかります。ニュースは見返してみると新製品紹介の比率が高くなっていました。買収による編集方針の変化でしょうか。

RFID World Watcher Monthly December 2016 (PDF形式、369KB)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/02

RFID Journal 抄訳 2017/02/02号

今週気になった記事はMacy'sのRFID導入効果レポート。この種の導入レポートが出てきてRFIDの効果を共有できることは普及のためにとても重要なことだと思います。不採算店舗の閉鎖を進めるなど困難な状況にある同社ですが、このような発信を継続されていることに敬意を表します。

今週の編集後記はNRF Big Show。RFIDベンダーがホールプロダクトへの志向を強めているとのこと。デファクトスタンダードになるプロダクトがそろそろ出てくるのかどうか、気になるところです。

なお、元記事はこちらになります。

Platt Retail Institute Finds RFID-Based Inventory Accuracy, Sales and Satisfaction Gains at Macy's

Platt Retail InstituteがMacy's社のRFID導入の効果に関するレポートを発表しました。このレポートは「店頭展示」「在庫管理」「店頭とオムニチャネルでの商品手配」「店頭への商品補充」の4つの業務を対象としたもので、それぞれRFIDの導入が業務を改善したことが確認できました。今回調査対象とならなかった需要予測などについてもRFIDの効果が出ていると考えられます。

Thomas Pink Piloting IoT System With RFID and Cameras to Manage Inventory, Traffic

イギリスの高級アパレルブランドThomas Pink社は試着状況なども含む店舗内の顧客・商品管理のためにIoTソリューションを導入しました。このソリューションはBT Global Services社が提供するAcuitas Digital Allianceという製品で、UHFパッシブRFID、カメラ、センサーなどの技術を統合して扱えます。

RFID Takes a Ride With School Bus Fare System

サウスダコタ州のバス運行機関River Cities Public TransitはICカードを用いた運賃収受システムを運行する80台のバスに導入しました。導入したのはNFC製品で、読み取りは車内に取り付けたNFC対応のタブレットで行います。

Detego, IER Offer Joint RFID-enabled Solution for Fashion Industry

イギリスのアパレル向けSIベンダーDetego社とフランスのRFIDベンダーIER社は共同でファッション業界向けのソリューションを提供します。このソリューションは店頭の在庫管理を行うもので、UHFパッシブRFIDを利用します。

RFID News Roundup

  • Convergence Systems社がRFID Consortiumのパテントライセンスに参加
  • Thinfilm社とBeneli AB社がヨーロッパでのNFCラベル事業で提携
  • River Island社がByways Group社にRFIDラベルの独占供給権を付与
  • CISC Semiconductor社が小型のRFIDテスト機材を発表
  • NXT-ID社がスマートカード向けのBLE/NFCモジュールにNordic Semiconductor社製品を採用
  • Silicon Labs社がZentri社を買収
  • Terso Solutions社がヘルスケア業界の展示会にRFID在庫管理ソリューションを出展

Observations from NRF's Big Show, Part 1

1月中旬にアメリカ最大の小売業の展示会National Retail Federation's Big Showがニューヨークで開催されました。今年のRFID関係の大きな特徴は、大手ベンダーが従来よりもより統合的なRFIDソリューションを出展していたことでした。出展されていたソリューションがユーザーに受け入れられるかはまだ分かりませんが、RFID業界がホールプロダクトを提供できるようになる方向に変化してきていることは間違いありません。

Why RFID Is the Only Viable Path for Life-Saving Smart Gun Technology

アメリカで過去17年間の銃が原因の死者は56万5千人に上り、南北戦争以降の戦争での戦死者数合計を大きく上回っています。これらの死者のうち、子供の誤操作による暴発、盗んだ銃による殺人などは、スマートガンの義務付けにより防ぐことができます。スマートガンの実装方式には指紋認証とRFID認証の2つのアプローチがありますが、初期マーケットである警察向けには過酷な環境(手袋を脱ぐ暇がない、指が血や泥で汚れている)でも確実に動作するRFID認証が必要とされます。

Hospital Updates Its Infant-Security System(有償記事)

アーカンソー州の病院Conway Regional Health Systemでは子供の連れ去り防止にRFIDリストバンドを導入しています。採用したのはStanley Healthcare社のHalo Infant Securityソリューションで、タグには耐タンパリング機能が持たされています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/01/26

RFID Journal 抄訳 2017/01/26号

今週気になった記事はMojix社の新ソリューション。Microsoft社と提携し、サプライチェーンのビジビリティデータをブロックチェーン技術で認証する機能を持ちます。RFIDとブロックチェーンの組み合わせはぽつぽつ見かけるようになってきましたが、この種のサプライチェーンビジビリティとの相性はどうなのでしょうか。さほど大きなメリットがあるとは思えないのですが…。

特集記事は先週に続いて大手RFIDベンダーのキーマンへのインタビュー。今週は今後の技術展開やサプライズの可能性など、興味深いテーマになっています。

製品紹介記事にはアスタリスク社のスマホ接続型ハンドヘルドリーダー。タグの位置を測定する機能がついているそうで、興味をそそられます。

なお、元記事はこちらになります。

Mojix's New Reader Antenna, App and Blockchain Aim for Real-Time Visibility

Mojix社は小売店舗のリアルタイム在庫管理向けのRFIDリーダー製品TurboAntennaと関連ソフトウェアを開発しました。また、同社はMicrosoft社と提携し、サプライチェーン内で発生したイベントをブロックチェーン技術で認証するためのオプションの提供も開始しました。これにより、サプライチェーン中の各プレイヤーは中央リポジトリなしで発生イベントの認証を行うことができます。

RFID Brings Intelligence and Treatment to Livestock Production

GrowSafe社は牧場での家畜の活動状況をRFIDで管理するシステムを販売しています。このシステムでは、家畜にLFタグを、飼葉桶に重量センサーとRFIDリーダーをそれぞれ取り付け、家畜がどの飼葉桶でどれだけの量のエサをいつ食べたかを自動的に記録します。

New Handheld RFID Reader Locates Tags Within Centimeters

日本のアスタリスクはスマートフォンに取り付けて動作するハンドヘルドリーダーASR-R250Gを開発しました。このリーダーは読み取ったタグの相対位置を判定することができます。

Spectrometer Sensor Chips Offer Potential for Light Sensing With RFID

ams社は可視光と近赤外線に対応したオンチップ型の分光計センサーを開発しました。これらのセンサーは単純な光の検出だけではなく、波長の変化による各種の変化を検出することができます。これによってNFCやBluetoothを利用するワイヤレスセンサーの機能が広がることが期待できます。

RFID News Roundup

  • 富士通フロンテックがアパレル、ファッション小物向けのUHFタグの新製品を発表
  • Transcends社がIoTに対応したRIFIDIの新バージョン3.6を発表、RMRS社がRIFIDI Edge Serverを導入
  • Tyco Retail Solutions社がZebra Technologies社の製品を取り扱い品目に追加
  • Checkpoint Systems社が化粧品向けのビジビリティ用RFIDタグを発表
  • Nedap社がヘビーデューティー仕様のUHFタグの新製品を発表
  • Identec社が自社のCyphertag製品向けの中距離リーダーを発表

What Would Make RFID Adoption Explode?

先週の編集後記で述べた、RFIDがリテール分野でティッピングポイントを超える条件は、一つは利用者が製品(タグ、リーダー、ソフトウェア)の組み合わせリスクを意識しなくてもよくなること、もう一つは導入の手間がかからないようにすることです。このためには機能を絞り込んだシンプルな製品が必要となるでしょう。

Databases for Small RFID Projects

RFIDシステムを利用するためには3種類のデータが必要です。一つ目は「いつ」「どこで」「何が」起きたかを格納するイベンドデータ、二つ目はイベントデータを解釈するためのマスターデータ、3つ目は個品管理をするために必要なシリアル番号データです。

RFID Trends: What's Ahead in 2017, Part 2(有償記事)

先週からの続きで、大手RFIDベンダーのキーマンへのインタビューです。今週のテーマは、コストの問題、今後の技術発展、ありうるサプライズについてです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«RFID Journal 抄訳 2017/01/20号